一時的な資金調達に非常に便利なカードローン。医療費や車の修理費など、急な出費に使う方が多いと思います。ただし、カードローンには借り入れるための審査に通らなければなりません。一時的な資金調達のために「あらかじめ審査に通しておこう」と考える人は少ないのではないでしょうか。
今回は急ぎの場合でも審査に時間をかけない方法や、審査なしでお金を借りるテクニックをご紹介します。
カードローンで審査なしの対応をしてくれる業者はある?
急いでいるとき、いちいち審査はまどろっこしいと思うかもしれませんが、残念ながら審査なしでカードローンを利用することはできません。逆に審査なしをうたっている業者がいたら、利用を控えるべきでしょう。
カードローンで審査なしにできない理由とは
カードローンを利用するにあたって、審査は避けて通れません。理由は下に示しておりますが、審査は利用する方々を守るためのものであることがお分かりいただけるでしょう。
貸金業法に準じた営業
カードローンの貸金業には貸金業法という法律が適用されます。こちらの十三条に、貸金業者は、貸し付けの契約を締結しようとする場合には顧客等の収入又は収益その他の資力・信用・借り入れの状況・返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならないと記されています。
つまりカードローンを利用するにあたっては、必ず審査を通らなければなりません。
万が一、広告などで審査なしをうたっている業者がいるとしたら、法令を無視した業者となりますので詐欺や闇金を疑った方が良いでしょう。このように、審査は利用する人を厳しくチェックするのではなく、むしろ利用者を守る盾なのです。
返済能力を確認したうえで貸し付けを行う
2007年、カードローン会社業界は活況でした。国民のおよそ10人に1人がカードローンを利用しており、貸付残高が13.8兆円にも上っていたのです。ところが、利用者の返済能力以上に貸し付けが行われたことにより、多重債務問題の深刻化が浮き彫りになりました。
これを受け、政府は貸金業法を改正し総量規制を設けました。こちらは個人向けの借入額を年収の3分の1を上限とすることにより、過剰な借り入れを防ぐという法律です。
これにより、カードローン会社は借りる人の信用情報を調査し、借り入れが年収の3分の1以上になっていないかを確認する義務が生じます。利用者の生活を守るためにも、年収の審査は必要不可欠と言えるでしょう。
審査なしでお金を借りられる方法もある
それでも審査が心配、どうしても早く借り入れをしたいと思う方もいるかもしれません。そのようなとき審査なしで借り入れできる方法がございます。いくつかご紹介しましょう。
クレジットカードのキャッシング機能
お手持ちのクレジットカードのキャッシング機能を使えば、借り入れ自体の審査はございません。クレジットカードを所持していれば、カード会社の信頼をある程度得ていることとなります。
またクレジットカードのキャッシング利用枠内であれば即日キャッシングが可能です。キャッシングの利用枠はカードの種類によって異なりますが、10万円ほどでしたら追加の審査なしで利用できる場合もあります。
ただし、キャッシング機能が付いていないカードやキャッシング利用枠がないカードですと審査に1週間ほど時間がかかりますので、注意が必要です。
生命保険の契約者貸付
生命保険には契約者貸付制度がございます。この制度は毎回積み立てているお金から、借り入れを行う制度です。積み立てているお金なのに借りる?と思うかもしれませんが、実は満期保険金が支払われるまでは保険会社のお金という扱いになります。
ですから、保険会社から一時借り入れという扱いになるのです。借り入れの方法は各保険会社によって異なりますが、店頭や電話、ATMを利用した借り入れもございます。
この制度も借金に変わりはありませんので、当然利息も発生します。また、契約者貸付制度で借り入れできる限度額は解約払戻金の範囲内にとどまります。これ以上の金額となると保険契約の失効、または契約解除となる場合もございますのでご注意ください。
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付
ゆうちょ銀行で担保定額貯金や担保定期貯金を利用している場合、通常貯金の残高を超えた払い戻しがあると、自動で貸し付けられるのが貯金担保自動貸付です。
預入金額の9割以内(総合口座1口座につき最大300万円まで)であれば自動で借り入れできます。貸付期間は借り入れから2年で、返済は通常貯金に預入すれば自動で返済とななるシステムです。自動ですので当然審査はなく、金利も年率1%未満と低く抑えられるでしょう。
定額定期貯金の口座を持っていなければ当然利用できませんが、条件を満たせば比較的ハードルが低く借り入れできます。
質屋に品物を預けてお金を借りる
日本では江戸時代から使われている方法で、いわゆる質預かりです。質屋に品物を預けることによって借り入れが可能となります。品物を質屋に持っていき、その品物を査定したうえで査定額の7~8割相当を借りられるシステムです。
何より査定から1時間ほどで借り入れができ、期間内に返済できれば、質入れした品物は戻ってきます。質屋から見た場合、担保は預かる品物で、万が一返済されなくてもその品物を売却し現金化すれば損をすることがありません。
そのため借り入れの審査は不要となります。借り手側から見れば、万が一返済できなくとも質に預けた品物は戻ってきませんが、その後の督促に悩む心配はありません。
消費者金融なら短時間で審査が終了する
カードローン以外での審査を通さない方法は先ほどお伝えしましたが、無理のない返済やある程度まとまった金額を希望する場合、消費者金融を利用すると良いでしょう。
消費者金融の審査であれば最短で30分、借り入れまでの時間を加味しても1時間ほどで済みます。審査の申込も店頭はもちろんのこと、Webでの申し込みも可能なので自宅に居ながら審査を受けられるでしょう。
ただし、上記の時間はあくまで日中の時間で、夜間に審査をかけても翌営業日の回答となります。
消費者金融カードローンの魅力
大きな魅力は審査時間の短さです。先ほどお伝えした通り最速30分は急場の資金調達に役立ちます。
また、消費者金融の場合、無利息期間を設けている場合があります。多くの場合30日間無利息期間を設けている場合が多いので、「10日後にボーナス支給日なのに車を修理しなければならない」となっても、ボーナスを使って返済すれば無利息で借り入れを利用することができます。
消費者金融と銀行系はどう違う?
カードローンは大きく分けて銀行系・消費者金融系・信販系と別れています。特に比較されがちな消費者金融系と銀行系を比べてみましょう。
審査時間
審査時間は大きく隔たりがあります。消費者金融系は最短30分とお伝えしましたが、銀行系のカードローンは早くて翌日、場合によっては数日かかる場合がございます。
また、銀行系は口座開設の必要がございますが、消費者金融系ですと原則口座開設は不要です。信仰口座開設にはやはり数日要しますので、総合的に見て消費者金融系の即日借り入れは魅力といえるでしょう。
また、時間だけでなく審査基準も銀行系の方が厳しい傾向にあります。消費者金融で審査が通っても銀行系で落ちるケースも少なくありません。
金利設定
審査スピードが魅力の消費者金融系ですが、金利設定はその分高めとなっています。一般的に銀行系は最大金利年15.0%となっておりますが、消費者金融系になりますと最大金利年18.0%となります。借り入れ金額にもよりますが、長い目で見ると大きな隔たりになる可能性は否めません。
また銀行系は返済状況に応じて金利を引き下げるプランもございます。審査が簡単な分、消費者金融系の金利は高くなるのが特徴です。
営業の根拠となる法律
消費者金融系と銀行系では営業の根拠となる法律が異なります。消費者金融系ですと貸金業法の対象で、銀行系は銀行法が適用されます。先ほどお伝えしたように貸金業法では総量規制が設けられており、年収の3分の1以上の借り入れはできなくなっております。
それでは、銀行系の方が借り入れできる金額が定められていない分、多く借り入れできるのかと思われるかもしれません。しかし、実際のところ銀行系も総量規制はないものの、年収の3分の1以上の貸し付けは原則行っておりません。
金利の面で両者違いがありましたが、こちらも貸金業法と銀行法に定められた法定金利によるものです。
消費者金融カードローンに向いている方の特徴
様々なカードローンの違いをお伝えしましたが、そもそも消費者金融系のカードローンに向いている人とはどのような人でしょうか。借り入れの用途に沿ってご紹介しましょう。
即日で融資を受けたい方
やはり消費者金融系の大きな魅力は審査から借り入れまでのスピードです。カードローンを利用する方の多くは急ぎ資金が必要な人でしょう。スピードの速さで消費者金融のカードローンに勝るものはありません。
カードローンを利用する際、遊興費以外で利用目的を調べてみますと冠婚葬祭で使われるケースが多いようです。結婚など予定に組み込まれている場合は問題ないですが、近しい方が突然の不幸に見舞われた場合は急ぎお金が必要となります。そのようなときでも消費者金融系があれば安心です。
便利な借り入れ方法を利用したい方
消費者金融系には借り入れる際にも便利な機能がついている場合がございます。最近ですとチャット機能を使って借り入れまでのガイドを行っている会社も増えています。
また、家族など周りの人に借り入れを知られたくない場合、消費者金融系であれば知られる心配はありません。(銀行系の場合、自宅に封書が届くため家族に知られるリスクがございます。)
まとまった資金を借り入れしたい方
消費者金融系カードローンであれば、年収の3分の1の範囲に限りまとまった資金を調達できます。即日審査でも銀行系より金額が少ないといった心配はありません。
審査時間が短い消費者金融カードローンを紹介
いままで多くの魅力をお伝えしてきましたが、どこのカードローンがおすすめでしょうか。実際に審査時間の短い消費者金融系カードローンをご紹介します。
プロミス
業界大手のプロミスはSMBCグループの消費者金融カードローンです。審査時間は特に早く、事前審査15秒、本審査も最短で20分となっております。借り入れまですべてWebで完結できますので、家族に知られることもありません。
借り入れから返済までコンビニのATMが利用できますので、普段の生活上で借り入れることができます。なお、50万円以下の借り入れであれば収入証明の必要もなく、運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類だけで済むのも大きな特徴と言えるでしょう。
また、便利かどうか見極めるポイントとして、借り入れたお金が振り込まれる口座の多さが挙げられます。プロミスの場合、コンビニ銀行の大手セブン銀行・ローソン銀行いずれも対応しています。
どちらかしか使えないカードローンが多い中、いずれも対応しているのは利用する側からすると非常に助かります。
レイクALSA
レイクALSAも審査時間およそ30分以内と早く借り入れができます。しかし、レイクALSAの大きな特徴は無利息期間が60日も設けられているという点です。仮に20万円借り入れて月々8,000円返済する場合、通常ですと年利18.0%で5,842円がかかるところ、レイクALSAであれば年利が0となります。
また、少額の借り入れで済ませる場合は無利息期間が延長されます。初めての場合、5万円までは無利息期間が180日になりますので、ほんの少額でしたら使わない手はありません。
またレイクALSAの特徴として学生や主婦でも安定した収入があれば借り入れしやすい点が挙げられます。
アコム
アコムは申し込みから借り入れまで最短30分です。この申し込みからというのがポイントで、アコムは契約手続きの簡単さに定評があります。簡単さを特徴づけるポイントとして、カードレスで借り入れができる点です。
通常、カードローンの場合キャッシュカードが発行されますが、アコムの場合はスマホで完結となります。借り入れするときは自分の口座に振り込んでもらったり、コンビニのATMでQRコードを読み取って借り入れしたりすることもできるでしょう。
また、振り込みのスピードにも定評があります。もし楽天銀行の口座を持っていて、その口座に振り込んでもらう場合、ほぼ24時間最短10秒で振り込みが完結します。
ですから、深夜の飲み会などで急にお金が必要な場合でも、アコムの振り込みスピードであれば十分に間に合うでしょう。
短時間で審査が終わるカードローン業者を探したい方はこちら
ご紹介したように即日利用可能なカードローンでしたら、消費者金融系がおすすめです。審査の速さに加え、振り込みの速さも大事ですし、24時間対応してくれるカードローンも増えてきました。
今回ご紹介した審査に時間をかけない方法や選ぶカードローンのポイントを抑えておけば、万が一の場合でも安心でしょう。
短時間で借り入れしたい方は、是非こちらをご参照ください。