融資を検討している方の中で、「個人融資」に興味がある方もいるのではないでしょうか。
個人融資は簡単に融資が受けられるイメージがあり、手がつけやすいかもしれません。
しかし実は、個人融資は危険な場合が多く、リスクを伴うケースがほとんどです。
そこで、今回は個人融資の危険性や、安全に融資を受ける方法についてまとめました。
ぜひ、お金が必要で融資を検討している方は参考にしてください。
優良な個人融資ではある?
結論、優良な個人間融資はないと考えましょう。
個人間融資は、SNSや掲示板を通して個人間でお金の貸し借りをするので、トラブルに巻き込まれやすいです。
実際の成功話をSNSや口コミで見て、個人間融資は安心できると考える方もいるかもしれません。
しかし、その成功話自体が嘘で、客寄せ目的の可能性もあります。
個人間融資は危険なものがほとんどと考え、利用しないのが良いでしょう。
個人融資は違法?
個人間融資は、貸金業法や出資法に触れる可能性が高いので注意しましょう。
個人間融資で利益を継続して得る場合、国又は、都道府県へ申請し登録する必要があります。
個人間融資の場合、ほとんどのケースでこういった登録をしておらず、貸金業法違反になることが多いです。
また、個人間融資の場合の年率が109.5%を超えると、出資法違反になります。
高すぎる金利で違法に貸付を行っている個人間融資も多数存在するので注意しましょう。
個人融資の危険性
個人間融資は危険な場合が多いですが、実際どのような危険性があるのでしょうか。
個人間融資では、以下の6点の危険性が考えられます。
- 個人情報の悪用
- 犯罪に舞い込まれる
- 性的要求をされる
- 法外な金利を請求される
- 暴行・脅迫をされる
- 闇金
個人間融資では、気づかない間にこのような危険に巻き込まれている可能性があるのです。
それぞれの危険性について詳しく説明していきます。
個人情報の悪用
個人間融資では、個人情報が悪用されることが考えられます。
個人間融資を受ける場合は、名前・住所・連絡先などの個人情報を借りる相手に伝える必要があります。また、身分証明証が必要なことも多いです。
このような情報が悪質な闇金や個人に渡ってしまうと、個人情報の流出による嫌がらせや名簿業者への販売をされてしまいます。
また、闇金の場合は家族や友人の情報も集められ、被害が広がる可能性もあるでしょう。
犯罪に巻き込まれるリスク
個人間融資がきっかけで、加害者として犯罪に巻き込まれる危険性もあります。
例えば、貸付の条件や、返済ができなり利息を免除することの引き換えに「口座の譲渡」・「スマホの譲渡」・「振込詐欺の手伝い」などを提示されます。
このような場合、罪の意識がなくても無意識に犯罪の加害者となってしまうので注意してください。
性的要求をされる可能性
女性の場合、性的被害を受ける可能性も考えられるので注意が必要です。
お金の貸付条件・支払いの延期条件・低金利・金利なしの貸付の条件などに性的行為やわいせつな写真を要求されることがあります。
また、返済が遅れることで性的要求をされたり、わいせつな写真をインターネットで公開すると脅されたりするトラブルも発生しています。
法外な金利を請求される可能性
個人間融資では高すぎる金利で貸付されるケースもあるので、適切な金利を知っておくことが大切です。
お金を貸付する場合、貸金業法や出資法によって請求できる金利が決まっています。
国や都道府県に申請している個人が貸付を行うのであれば、金利は年率15〜20%です。
また、貸金業者ではない個人が1回だけの貸付を行う場合、年率109.5%を超えると違法になります。
しかし、闇金業者や知識のない個人から個人間融資を受けてしまった場合、法外な金利を請求される可能性があります。
闇金の場合は、悪質な膨大な金利を請求されるので違法性に気づきやすいでしょう。
個人の場合は、貸す方も借りる方も罪の意識がなく法外な金利で個人間融資をしてしまうことも考えられるので要注意です。
暴行・脅迫をされる可能性
お金が期限通りに返せなくなった場合、個人間融資では暴行や脅迫などに遭うケースも多いです。
貸金業法では、返済が間に合わなくなったケースでも心身に影響を与えるような過度な取り立てを禁止しています。
しかし、個人間融資ではそういった法律を無視した暴行や脅迫をして、精神的に追い詰める悪質な取り立てに遭うことが考えられます。
闇金の可能性
個人間融資は、国や都道府県に申請をしていない違法行為のケースがほとんどです。
そういった個人間融資は、貸金業者から断られた方でもお金を借りやすいので手をつけてしまいがちです。
しかし、実は闇金で過剰な金利や悪質な取り立ての被害に遭ってしまうことがあるので注意しましょう。
安全に融資を受ける方法
個人間融資は危険が多いことについて理解していただけたかと思います。
それでは、どうしたら安全な融資を受けられるのでしょうか。
安全に融資を受けるには以下の2パターンがおすすめです。
- カードローン・キャッシング
- 国制度
それぞれの方法について解説していきます。
カードローン・キャッシング
カードローンやキャッシングは、個人が安全に融資を受ける方法の1つです。
カードローンは、銀行・クレジットカード会社・信販・消費者金融業者が提供しているので、国・都道府県の許可が降りており安心です。
審査によって、限度額が決まっているので無理のある借り入れを防止できます。
キャッシングは、クレジットカードに付帯しているキャッシング機能を使用した借り入れ方法です。
クレジットカードにキャッシング機能を追加で申し込むことで利用できます。
キャッシングは、クレジットカードの買い物限度額と一緒なので、過度な借り入れを防げます。
例えば、50万円の限度額のクレジットカードで、キャッシングを20万円した場合、クレジットカードの買い物は30万円の枠が残る仕組みです。
国の制度
国や市役所の公的融資制度を利用すると、無利子や超低金利で融資を受けることが可能です。
銀行・消費者金融・クレジットカード会社などから融資を断られた方でも審査に通ります。
そのため、銀行や消費者金融などで借りれなかったから個人間融資をと考えている方にピッタリです。
低所得や無職の方が生活費に充てるためのお金の借り入れとして使用できるので、高すぎる金利や過度な取り立てを心配せず安全な融資が受けられます。
公的融資制度は、市役所で申し込みが可能です。
カードローン・キャッシングのメリット
カードローンやキャッシングで融資を受ける際のメリットは、以下の点が挙げられます。
- 担保や保証人が不要
- 最短即日でお金が借りられる
- 何度でも借り入れができる
- 使い道の自由度が高い
カードローンやキャッシングは、一般的に無担保ローンで、保証人も不要です。そのため、担保や保証人の心配なしでお金の借り入れができます。
また、最短即日にお金が借りられるのもカードローンやキャッシングのメリットです。
事情がありすぐに融資が必要な場合は、即日の融資にも対応しているものを探しましょう。
また、カードローンやキャッシングは、決められた枠内の借り入れなら何度でも可能です。
1日のうちに何度も借り入れをする場合は、1日に借り入れできる金額が決まっている場合もあるので注意してください。
融資を受ける場合、何のためのお金を借りるのか審査が厳しいケースが多いです。
しかし、カードローンやキャッシングでの融資は、一時的な生活費の補填や旅行など使い道の自由度が高いのが特徴です。
カードローン・キャッシングの審査基準
カードローンやキャッシングは個人が安全に融資を受ける方法の1つです。
カードローンやキャッシングは、お金を借りることなのでもちろん審査が必要です。
一般的な審査基準は以下の3つが挙げられます。
- 収入
- 信用情報
- 在籍情報
カードローンやキャッシングを利用して融資を受けたいと考えている方は要チェックです。
現在の収入
カードローンやキャッシングの融資の限度額を決める要素の1つが収入です。
収入に対して申請する金額の枠が多すぎると審査に通りません。収入に対してどれぐらい借りられるのかは、どこで融資を受けるかによっても変わります。
まずは収入に応じた、無理のない借り入れ枠を申請することがポイントです。
信用情報に傷がないか
信用情報に傷がついている場合、カードローンやキャッシングの審査に通らない可能性があります。
今までにカードローン・クレジットカード・携帯電話料金の支払い・奨学金の支払いなどに遅延があった場合や、自己破産や債務整理などを行った場合、信用情報に傷がついてしまいます。
今までに支払いの遅延をしたことがある方は、最長5年間は遅延の記録情報があるので審査に落ちやすいでしょう。
在籍情報
カードローンやキャッシングの審査では、支払い能力を確認するために勤務先への在籍情報をチェックされます。
確認の方法は様々で、直接勤務先に電話が入る場合や、勤務先の書類確認などです。
勤務先へ電話確認をされる場合、個人名で融資を受ける方宛の電話が入ります。
そのため、会社の人に融資の審査であることがバレることはありません。
カードローン・キャッシングの申し込み際のポイント
カードローンやキャッシングで融資を受けたいと考えている方は、申し込みをする際に以下の4点を確認するとスムーズです。
- 信用情報
- プラン内容
- 金利や実績
- 無理のない希望借り入れ額
それぞれのポイントについて解説していきます。
信用情報の確認
カードローンやキャッシングは、信用情報に傷があると審査に通過しにくいです。まず、自身の信用情報に傷がないかどうかを確認しましょう。
過去5年以内に、支払いの遅延・契約の強制解約・自己破産などがある場合は要注意です。
不安な場合は、CIC・JICC(日本信用情報機構)・KSC(全国銀行個人信用情報センター)へ開示請求をすれば、自身の信用情報がチェックできます。
自分に合ったプランがあるか確認する
カードローンやキャッシングには、それぞれ様々なプランがあります。
プランによって借りられる金額・金利・支払い方法・融資目的などが異なり、プラン特有の特典がついてくるケースもあります。
いくつかのプランを比較して、自分の目的に合ったプランを借り入れ前に確認するのがおすすめです。
金利・実績を確認する
カードローンやキャッシングを選ぶ際、金利は重要なポイントです。
同じ金額を借りるのであれば、金利が低いものを選ぶ方が返済が楽になります。借り入れをする際は、金利を比較してから決めましょう。
また、実績のあるところで融資を受けるのも重要です。お金を借りるので、トラブルを避けるためにも信頼できる業者だと安心できます。
実績のある広告やCMで見る名前の通った大手を選ぶのがおすすめです。
希望借り入れ額を低めに設定する
希望する借り入れ額を低めに設定すると、審査に通過しやすいです。
借り入れ枠が大きければ大きいほど、審査基準は厳しくなり審査に落ちやすいです。
業者によって、年収の何割の融資ができるか変わります。希望する業者の、年収に対して借り入れできる割合を調べましょう。
年収以外にも審査条件はあるので、調べた割合より実際に融資を受けられる金額が低い可能性も考えられます。
借り入れ額は、本当に必要な金額だけを申請してください。
カードローン・キャッシングする際も闇金に注意!
個人間融資で闇金に注意する必要があるように、カードローンやキャッシングで融資を受ける際も闇金に注意が必要です。
カードローンやキャッシングで受けた融資の返済ができず、闇金に手を出してしまうことは危険です。
闇金は、高額な金利でお金を貸し出し、それが返せない場合不当な取り立てをされてしまいます。
もし、カードローンやキャッシングで借り入れたお金を期限通りに返せなくなっても、闇金には手を出さず融資を受けた業者に直接相談しましょう。
どうしてもすぐに現金が欲しい場合
急な出費ですぐに現金が欲しい時は、カードローンキャッシングを利用しましょう。
決して、SNSや掲示板などで見つけた個人間融資を受けてはいけません。
個人間融資は、審査が簡単かつ、すぐにお金を貸してくれるイメージがあるかもしれませんが、リスクが大きいです。
安全にお金を借りるためには、即日融資が可能なカードローンやキャッシングがおすすめです。
また、お金にできるような物を質屋に出すのもよいでしょう。すぐに現金が必要な場合は、使わなくなった売れそうな物がないか家をチェックしましょう。
個人融資以外にも安全に融資を受けられる方法はある
急にお金が必要になった場合、個人間融資を思いつく方も多いかもしれません。しかし、個人間融資はリスクが多く危険です。
融資を受ける場合は、カードローンやキャッシングといった安全に融資を受ける方法があります。
カードローンやキャッシングは、最短即日で融資をしてくれる業者もあり、すぐにお金が必要な場合もおすすめの方法です。
融資を受けたいと考えている方は、個人間融資ではなくカードローンやキャッシングで安全な方法を選びましょう。