学生でも急な出費により、お金を借りなければならないシーンはあるもの。
学生が借り入れる方法としては消費者金融のカードローン・銀行のカードローン・学生ローンなどがあげられます。
このうち大手消費者金融のカードローンであれば、アルバイト先への在籍確認や自宅への郵送物なしで、即日融資を受けられるのでおすすめです。
本記事では学生が親にバレずにカードローンを利用する方法・在籍確認を回避する方法・おすすめのカードローンについてご紹介していきます。
学生でもカードローンは利用できる?
学生でも利用条件を満たすことができればカードローンを利用できます。
利用条件は各カードローン会社により異なりますが、以下の点を基本としている企業が多いです。
- 年齢が20歳以上
- 安定した収入がある
カードローン会社によっては18歳から借り入れ可能としているところもありますが、申込者が19歳以下の場合は親の同意を必要とする会社が多いです。
また安定した収入と認められるには、単発ではなくシフト制のアルバイトの方が評価は高くなります。収入金額は月額2~3万円あれば問題ありません。
親にバレずにカードローンを利用する方法は?
親にバレずにカードローンを利用するには、Web完結に対応しているカードローン会社を選ぶことが重要です。
Web完結できるカードローン会社ならば、
- 申し込み
- 契約
- 利用明細の確認
- 借り入れ
- 返済
といった全てのアクションをWeb上で済ませることができます。
Web完結を利用する際の具体的なポイントは次の2点です。
郵送物や電話連絡なしの申し込み方法にする
Web完結対応のカードローンに申し込む際、申し込みフォームで「郵送物なし」「電話連絡なし」を選択しておきましょう。
自宅や職場への郵送物や電話を回避できます。
カードローンの利用が親にバレる原因は自宅への電話連絡のほか、契約書・借り入れ専用カード・利用明細などが郵送され怪しまれるパターンがほとんど。
その点Web完結対応なら、自宅にカードなどの書類が郵送されることはありません。
また在籍確認を「電話連絡なし」で設定しておけば、電話がかかってくることも避けられます。
もし申し込みフォームで「郵送物なし」「電話連絡なし」を選択し忘れたとしても、オペレーターに連絡すれば契約後でも快く対応してもらえますよ。
Web完結には多くの大手消費者金融が対応しているため、設定しておくとよいでしょう。
アプリで完結するカードローンを選ぶ
アプリで完結するカードローンを選ぶとスマホ一つで借り入れが可能です。
事前にWebで申し込みを済ませる必要がありますが、書類の提出などもWeb上で完結するため、最短で即日融資が可能です。
借り入れアプリは大手消費者金融だけでなく、銀行や携帯キャリアも参入しています。
ですが銀行系は審査が厳しく即日融資には向かず、Web完結に対応していないところもあります。
アプリで完結するカードローンを選ぶ際には以下の3点に注意するとよいでしょう。
- アプリで必要書類の提出が完了
- カードレス対応
- 即日融資対応
在籍確認はアルバイトでも行われるの?
在籍確認はアルバイトでも必須項目のため、収入証明書などの提出で在籍が認められない場合、職場への電話連絡は避けられません。
ただ多くの大手消費者金融では給料明細の提出・直近のシフト表・本人確認書類の提出により、電話連絡を省略できるものとしています。
万が一職場への電話連絡を避けられない場合は、事前に「クレジットカードの在籍確認の電話がある」と伝えておけば、怪しまれる可能性を減らせるでしょう。
在籍確認の電話は申し込みフォームを送信した後、仮審査の結果が届いてからかかってくるので、対策をするならそれまでに済ませておくのが安心です。
学生におすすめのカードローンはこちら
学生におすすめのカードローンにはどのようなものがあるのでしょうか?
ここからはおすすめのカードローン会社7社を紹介します。
アコム
アコムの2022年3月時点での利用者は151万6101人と、大手消費者金融のなかで最も人気があります。
最短30分の即日融資が可能で、初めての利用であれば金利は0円です。
また原則、自宅や職場への在籍確認・書類の郵送はしないものとしており、こちらから希望しない限り書類の郵送・電話連絡されることはありません。
万が一在籍確認が必要になった場合でも、借り入れ主の許可を得ずに電話することはないため、安心して利用できる点も評価されているポイントです。
ただアコムの貸付金利は3.0%~18.0%と、プロミスの4.5%~17.8%と比べると上限がやや高めであるため、長期で借りる場合には注意が必要です。
プロミス
プロミスは上限金利が17.8%と、大手消費者金融のなかで金利が最も低いのが特徴です。
また女性専用ダイヤルがあるのも強みで、女性オペレーターが借り入れや返済シミュレーションの相談に乗ってくれます。
スマホアプリにも対応しており、各金融機関のメンテナンス日や一部時間帯を除いて24時間借り入れが可能。
安定した収入があれば18歳から借り入れが可能で、希望借り入れ額が50万円以下であれば収入証明書類などは不要で、本人確認書類のみで申し込めます。
レイク
レイク(旧レイクALSA)はWeb完結対応で、当日21時までの申し込みで最短25分の融資も可能です。
また無利息期間が他社より長く、Webなどからの申し込みで無利息期間を2種類から選択できるのが最大の特徴です。
初めての借り入れ時に無利息期間を30日間としているローン会社が多いなか、レイクは初回借り入れなら最大60日間、借り入れ金額の全額が金利0円になります。
また借り入れ金額の5万円までは180日間金利が無利息となるので、初めての借り入れで金利が気になるという方にはぴったりのカードローンです。
アイフル
アイフルはWeb完結に対応しており、審査が最短20分と業界でもトップクラスに早い即日融資が特徴です。
必要書類もスマホから顔写真と顔写真つき本人確認書類だけで済み、借り入れ金額が50万円以下であれば収入証明書類の提出も必要ありません。
またローンの種類も豊富で、以下のような商品が揃っています。
- 女性向けローンのSuLaLi
- 複数の借り入れを一つにまとめるおまとめ・かりかえMAX
- 初回の利用であれば金利を3.0%~9.5%で借り入れできるファーストプレミアムカードローン
ただ月々の返済額の下限が4000円と設定されており、他の大手消費者金融と比較すると高めの設定であるといえます。
また消費者金融で唯一メガバンクグループに属しておらず、独自の審査基準があるのも特徴です。
SMBCモビット
SMBCモビットはWeb完結に対応しており、審査は最短30分、返済でTポイントが貯まるのが魅力です。
さらに普段の生活で貯めたTポイントを返済に充てることもできます。
返済日を5日・15日・25日・末日から選べるので、給料日のすぐ後に返済日を設定しておけば返済を延滞してしまうリスクを減らせるでしょう。
大手のSMBCグループであることも安心できるポイントです。
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンは銀行系のカードローンなので、消費者金融より審査は厳しくなりますが、金利は低めに設定されています。
また楽天会員のランクによって審査が優遇される・条件達成でポイント進呈があるなど、日常的に楽天グループを利用している方にとってはメリットの多いカードローンです。
ただし、前述したとおり審査は厳しめなので電話による在籍確認は避けて通れません。
しかし確認の電話は担当者個人名で行われ、社名を尋ねられた場合も「楽天銀行の○○(担当者名)」と対応してもらえるので、事前に「クレジットカードの在籍確認がある」と職場に伝えておくとバレるリスクを減らすことができます。
ただ自宅への郵送物は避けられないため親にバレたくない方は対策を講じておきましょう。
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行カードローンも銀行系のカードローンのため審査は厳しめになります。
金利は2.0~14.0% 、限度額は10~800万円です。
みずほ銀行カードローンは、みずほ銀行で住宅ローンをご契約中の方は、さらに年0.5%金利を引き下げられることが最大の特徴です。
審査は最短当日とされていますが審査に時間がかかることが予想されるため、即日融資を希望する方には不向きであるといえます。
学生のカードローンの審査のポイント
学生でも申し込めるカードローンですが、スムーズに利用をすすめるにはいくつかポイントがあります。
ここからは学生がカードローンの審査を受ける際のポイントについて解説します。
年齢などの申し込み条件を確認しておく
18歳から借り入れ可能としているカードローンもありますが、基本的には「満20歳以上で安定した収入があること」が借り入れの最低条件です。
19歳以下で借り入れを行う場合は、原則保護者の同意が必要となります。
成人年齢が18歳に引き下げられたとはいえ返済能力が認められなければ審査には通りません。
そのため19歳以下の申込者には収入証明書の提出や自宅・職場への電話連絡を実施しているローン会社が多いです。
また年齢に関わらず無職の学生は借り入れを行うことはできません。
今は無職でも就職先が決まっている場合は、就職内定者向けの借り入れを検討するのもよいでしょう。
必要書類は手元に用意しておく
スマホで借り入れを完結させる場合も必要書類の画像添付が求められます。
必要書類は「顔写真」と「顔写真つき本人確認書類」とする場合がほとんどです。
運転免許証・マイナンバーカード(表)のほかパスポート・住民基本台帳カード・特別永住者証明書・在留カードが本人確認書類として提出が求められます。
その他、各会社の規定や必要に応じて収入証明書の添付が求められるため、借り入れを検討している会社の必要書類は事前にしっかり確認しておきましょう。
即日融資を受けるなら早めの時間帯に申し込みをする
大手消費者金融の多くは審査から約30分での借り入れが可能ですが、時間帯によっては翌営業日にずれ込んでしまう可能性があるので注意が必要です。
申し込みは24時間受け付けていても、即日融資のためには21時(土日祝日はそれよりも早い時間帯)までの契約手続き完了を条件としている会社が多いです。
この契約手続き完了には必要書類の確認や在籍確認の時間も含まれ、このほかに自身が申し込みフォームに入力する時間や写真撮影する時間も必要になります。
最短〇〇分も目安でしかなく、混雑している場合はさらに時間がかかりますから、即日融資を受けたいなら早めの時間帯に申し込みをしておきましょう。
学生がカードローン以外でお金を借りる方法は?
学生がカードローン以外でお金を借りる方法はほかにもあります。
ここからは代表的な借り入れ方法を3つご紹介します。
奨学金制度
学費に充てる目的での借り入れを検討しているなら奨学金制度がおすすめです。
奨学金は競争率こそ高いものの、金利が非常に低く、卒業後から返済が始まるため在学中は勉学に専念することができます。
融資は中学生から大学生までが対象となり、入学成績によっては授業料免除になる可能性があるため、ぜひ利用したい制度です。
ただし奨学金の振込みは「入学金」の支払い時期には間に合わないため、入学金の支払い金は別途用意する必要があります。
学生ローン
学生ローンは高校卒業後の学生を対象とした貸し付けで、学生本人の名義で契約できるのが特徴です。
奨学金が学費に充てるのが前提とされているのに対し、学生ローンは家賃の支払いや運転免許取得費用などに充てることも可能です。
ただ多くの学生ローン会社で19歳以下の債務者には自宅への電話連絡が実施され、さらに安定した収入の証明ができなければ借り入れを行うことはできません。
在籍確認なしが希望なら消費者金融を検討したいところですが、消費者金融に抵抗があり、銀行の審査が不安な方は学生ローンを検討するとよいでしょう。
クレジットカードのキャッシング枠
クレジットカードにキャッシング機能が付いている場合、キャッシング枠の範囲内での借り入れを行うのも一つの手です。
通常クレジットカードはショッピングへの利用が前提とされています。
設定上限の範囲内であれば、購入時に店舗へ現金を支払わずにクレジットカード会社が「立て替え」を行うショッピング枠がデフォルトとして存在しています。
このショッピング枠の一部を借り入れとして使用するのがキャッシング枠です。
2枠の上限は共有されており、キャッシング枠の上限金額をショッピング枠ですでに使用している場合、1円も借り入れ金がなくても融資を受けることはできません。
この仕組みにより借りすぎを防ぐことができ、またキャッシング枠の増減も事前にクレジット会社に申請するだけで簡単に変更が可能です。
クレジットカードにキャッシング機能が付いている方は利用を検討してみるとよいでしょう。
キャッシング機能がクレジットカードについていない方はキャッシング機能を付けるために新たに審査が必要です。
利息が不安なら無利息期間のあるカードローンを選んでみよう
多くのカードローン会社では初めての契約時に限り、契約日の翌日から30日間などの無利息期間を設けています。
この期間中に返済が可能なら利息0円で借り入れができるので、利息が不安なら無利息期間のあるカードローンを選ぶとよいでしょう。
ただこの無利息期間は「契約日の翌日」からとしているローン会社が多く、「契約当日」に対応していない・「借り入れの翌日」ではない点に注意しなければなりません。
各カードローン会社で無利息期間や適応条件は異なりますので、事前にしっかり確認してください。
借り過ぎにはくれぐれも注意が必要
手軽に融資を受けられるカードローンですが、借り過ぎにはくれぐれも注意が必要です。
仮に返済が滞るようなことがあれば、信用情報に傷がつき、将来融資を必要とした際に審査に落ちる確率が高くなってしまいます。
そのほか懸念される影響としては以下の点があげられます。
- 利用しているクレジットカード類の利用停止
- 賃貸物件を借りづらくなる
- 自宅に督促状が届き親にバレる
- クレジットカードの発行ができなくなる
- 住宅・自動車ローンが通らない
- 金融業界への就職に影響する
将来必要とするときに融資が受けられないと、生活や事業への影響は計り知れません。必ず返済の目処が立つ借り入れ額に抑えましょう。
学生が利用できるカードローンについて知りたいなら
ここまでにご紹介した各カードローン会社の特徴を以下にまとめました。
学生が利用できるカードローンについて知りたい方は参考にしてください。
アコム
- Web完結→対応
- 在籍確認なし→可能
- 金利→3.0%~18.0%
- 年齢→18歳以上
- 必要書類→本人確認書類(場合により収入証明書)
- 最短審査→約30分
- 無利息期間→30日間
プロミス
- Web完結→対応
- 在籍確認なし→可能
- 金利→4.5%~17.8%
- 年齢→18歳以上
- 必要書類→本人確認書類(場合により収入証明書)
- 最短審査→約25分
- 無利息期間→30日間
レイク
- Web完結→対応
- 在籍確認なし→可能
- 金利→4.5%~18.0%
- 年齢→満20歳以上
- 必要書類→本人確認書類(場合により収入証明書)
- 最短審査→約25分
- 無利息期間→60日間~180日間
アイフル
- Web完結→対応
- 在籍確認なし→可能
- 金利→3.0%~18.0%
- 年齢→満20歳以上
- 必要書類→本人確認書類(場合により収入証明書)
- 最短審査→約20分
- 無利息期間→30日間
SMBCモビット
- Web完結→対応
- 在籍確認なし→可能
- 金利→3.0%~18.0%
- 年齢→満20歳以上
- 必要書類→本人確認書類(場合により収入証明書)
- 最短審査→約30分
- 無利息期間→30日間
楽天銀行スーパーローン
- Web完結→対応
- 在籍確認なし→不可
- 金利→1.9%~14.5%
- 年齢→満20歳以上
- 必要書類→本人確認書類(場合により収入証明書)
- 最短審査→当日
- 無利息期間→30日間(条件あり)
みずほ銀行カードローン
- Web完結→対応
- 在籍確認なし→不可
- 金利→2.0%~14.0%
- 年齢→満20歳以上
- 必要書類→本人確認書類(場合により収入証明書)
- 最短審査→翌営業日以降
- 無利息期間→30日間
カードローンは計画的に利用しよう
手軽に借り入れができるカードローンですが無理な返済計画は金融事故につながりかねません。利用は計画的に行いましょう。
また借り入れを焦るあまり、審査なしとしているところで借り入れを行うのは危険です。
審査なしや、異様に好条件で貸し付けしているところは闇金融の可能性があります。
借り入れは運営会社が信頼できるローン会社で行い、必ず期日までに返済するよう遵守しましょう。