現在日本に在住する外国人には、カードローンでお金を借りることを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらの記事では、外国人がカードローンを申し込む際の条件や注意点について解説しています。
これを読めば、外国人でも安心してカードローンでお金を借りることができるでしょう。
日本に在住する外国人でカードローンでお金を借りることを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
外国人でもカードローンでお金を借りられる?
結論からいうと、20歳以上であれば外国人でもカードローンでお金を借りられます。
しかしながら、借りるにあたって必要なものや申込条件を確認しなければなりません。
以下で徹底解説していきます。
永住権なしで借りられるカードローンは?
日本に在住する外国人の中には、永住権がない方もいらっしゃいますよね。
永住権がなくても借りられるカードローンがあるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと永住権なしでも借りられるカードローンはあります。
以下で、永住権なしで借りられるカードローンにはどのようなものなのかを徹底解説していきます。
在留カードを持っていればOKのカードローンもある
消費者金融が提供するカードローンの中には、在留カードのみの所持で契約できるカードローンがあるのです。
在留カードを持っていれば必ず契約ができるというわけではなく、日本人が契約する時と同様その後審査通過する必要があります。
永住権のない外国人がカードローンの検討をする際は、消費者金融が提供するカードローンの検討がおすすめです。
銀行カードローンは永住権がないと借りられないケースが多い
銀行カードローンには、申し込み条件に予め永住権の所持を必須としているものもあります。
理由は消費者金融に比べ、銀行カードローンの方が審査基準を厳しく設定している場合があるからです。
実際にみずほ銀行カードローンのサイトを確認したところ、外国人が申し込む場合は永住権が必要と記載がありました。
逆に、永住許可を受けている外国人は銀行カードローンの借り入れも可能です。
しかし、永住許可は簡単に受けられるものではありません。
そのため、永住権のない外国人は消費者金融が提供するカードローンを中心に検討する必要がありますね。
外国人のカードローン申込み条件は?
外国人のカードローンの申し込み条件が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下では、どのような申し込み条件があるのかを徹底解説していきます。
日本に勤務先があり、安定した収入がある
どのカードローン会社でも、貸付けた場合の返済の見込みがなく信用ができない人とは契約はできません。
そのため、20歳以上で安定した収入があることが申し込み条件の1つです。
また安定した収入があっても給与明細や源泉徴収票を受け取っていない場合、第三者に収入の証明ができない可能性があります。
勤務先から給与明細や源泉徴収票を受け取っていない場合は、勤務先が渡し忘れている可能性もあるので事前に勤務先に相談しましょう。
また、アルバイトやパートの場合でも収入が安定していれば申請可能です。
日本に住所や電話番号がある
外国人に貸付けを行う際に、カードローン会社が危険視しているのは貸倒れのリスクです。
貸倒れとは、簡単にいうと「貸したお金が返されないこと」を指します。
住所不明の外国人に貸付を行った場合、返済されずに帰国されてしまう可能性もあります。
そのため、日本で連絡の取れる住所・電話番号があることが申し込み条件の1つです。
日本語を読み書きできる
日本でカードローンの契約をする場合、申込の記入に日本語以外対応していない場合も多いです。
申込に必要な氏名・住所などの情報を日本語で記入できないと、審査が通らない可能性が高いです。
また借り入れ方法や返済方法など契約に関する記載もすべて日本語のため、それらを理解できる必要もあります。
そのため、日本語を読み書きできることも申し込み条件の1つです。
本人確認書類を提出できる
カードローンの契約をする場合、日本人・外国人問わず本人確認書類の提出を求められます。
カードローンの契約で提出を求められる本人確認書類は主に下記の通りです。
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
本人確認書類に顔写真が付いていない場合は、他の書類の提出を求められる場合もあります。
できるだけ顔写真付きの本人確認書類を提出できるように準備しておくといいですね。
留学生はカードローンでお金を借りられない?
上記の申し込み条件をクリアしていても、留学生はカードローンでお金を借りられない可能性もあります。
理由は、ビザの関係があるためです。
留学生のビザの在留期間は“法務大臣が個々に指定する期間(4年3月を超えない範囲)”です。
在留期間に限りがあるということは、返済期間にも限りがあります。
留学生は20歳以上でありアルバイト等で収入があればカードローンでお金を借りられる場合もありますが、上記のため借りられても少額となってしまう可能性もあります。
留学生でカードローンを検討されている方は、参考にしてみてください。
外国人がカードローンに申し込むときに必要な書類は?
外国人がカードローンに申し込む際に必要な書類は複数あります。
以下で詳細を徹底解説していきますので、参考にしてみてください。
特別永住者証明書・在留カード
外国人が日本のカードローンに申し込むためには、日本の在留資格を証明する必要があります。
そのため、特別永住者証明書または在留カードが必要です。
実際に消費者金融のプロミスは、公式サイトにて外国籍の方に「在留カード」または「特別永住者証明書」を用意するように呼び掛けています。
永住権を持っている方は特別永住者証明書、持っていない方は在留カードが必要になります。
在留カードは、基本的に3ヶ月以上日本に滞在することが決まっている外国人であれば取得可能です。
在留カードには期限がありますので、申請前に期限が切れていないか確認する必要がありますね。
本人確認書類
申し込み条件で解説した通り、本人確認書類の提出も必要です。
なるべく顔写真付きの本人確認書類を用意すると安心です。
借入金額によっては収入証明書類も必要
借入金額が50万円以上または他社を含めた借入金額が総額100万円以上の場合は、収入証明書類の提出も必要になります。
収入証明書が必要な理由は、貸金業法にて“借り入れの際基本的に「年収を証明する書類」が必要”とされているからです。
収入証明書類とは、一般的に「給与明細」や「源泉徴収票」を指します。
借入金額が多い方は、収入証明書類の提出が可能かも合わせて確認する必要がありますね。
外国人におすすめの消費者金融系カードローン
これまでにも解説してきました通り、外国人には大手消費者金融のカードローンがおすすめです。
では具体的に外国人におすすめのカードローンには、どのようなものがあるのでしょうか。
以下でご紹介していきます。
アコム
アコムは、Web完結で申請可能なカードローンの1つです。
利用限度額が1~800万円と設定されており、金利は3.0%~18.0%です。
また、初めての方は最大30日間無利息で利用できます。
審査時間は最短30分で、借り入れが可能になります。
申込の際勤務先への在籍確認の電話連絡は原則実施しておらず、郵送物の送付も原則ありません。
借り入れ可能か不安な方は、借り入れ可能か審査結果がすぐに分かる「3秒スピード診断」を用いて確認もできます。
プロミス
プロミスは、WEB完結で申請可能なカードローンの1つです。
利用限度額が500万円までと設定されており、金利は4.5%~17.8%となります。
また初めての方は最大30日間無利息で利用でき、原則24時間借入・返済が可能であるサービスも特徴の1つです。
審査時間は最短25分で、借り入れが可能になります。
尚、郵送物の送付は原則ありません。
借り入れ可能か不安な方は、借り入れ可能か審査結果がすぐに分かる「お借入シミュレーション」を用いて確認もできます。
アイフル
アイフルは、Web完結で申請可能なカードローンの1つです。
利用限度額が1~800万円までと設定されており、金利は3.0%~18.0%です。
また、初めての方は最大30日間無利息で利用できます。
審査時間は最短20分で、借り入れが可能になります。
申込の際自宅や勤務先(在籍確認)への電話連絡は原則実施しておらず、郵送物の送付も一切ありません。
万が一郵送がある場合も、社名のない封筒で郵送されるので安心です。
※万が一の場合とは、返済が滞っている場合等を指します。
借り入れ可能か不安な方は、借り入れ可能か審査結果がすぐに分かる「事前にご融資可能か1秒診断」を用いて確認もできます。
レイクALSA
レイクALSAは、Web完結で申請可能なカードローンの1つです。
利用限度額が1~500万円までと設定されており、金利は4.5%~18.0%です。
初めての場合、Web申込限定で60日間金利0円または借入額の内5万円まで金利0円で利用できます。
※契約限度額が200万円以内の場合に限ります。
それ以上借りる場合、初めてのお申込みでは30日間無利息で利用可能です。
審査時間は最短25分で、借り入れが可能になります。
尚、Web申し込みの場合は郵送物の送付を「なし」と選択することも可能です。
借り入れ可能か不安な方は、借り入れ可能か審査結果がすぐに分かる「お借入れ診断」を用いて確認もできます。
SMBCモビット
SMBCモビットは、Web完結で申請可能なカードローンの1つです。
利用限度額が800万円までと設定されており、金利は3.0%~18.0%となります。
グループ会社である三井住友銀行のATM手数料が0円で利用でき、三井住友銀行内にあるローン契約機で申込やカード受け取りも可能です。
審査時間は最短30分で、借り入れが可能になります。
Web完結の申し込みなら、原則電話連絡はなく郵送物の送付もありません。
借り入れ可能か不安な方は、借り入れ可能か審査結果がすぐに分かる「お借入れ診断」を用いて確認も可能です。
外国人がカードローンの審査で審査落ちする原因は?
外国人がカードローンの審査で審査落ちする原因は複数あります。
以下でいくつか紹介していきましょう。
- 必要書類に不備がある場合
申し込み条件でも解説した通り、本人確認書類や在留カードに不備がある場合は審査落ちしてしまう可能性があります。
在留カードについては期限が切れていないかなど、申請前によく確認しておくことがポイントです。
- 正しい申込内容を確認できない場合
申し込み条件でも解説した通り、日本でカードローンの契約をする場合申込の記入に日本語以外対応していない場合も多いです。
そのため日本語で読み書きができず審査時に正しい申込内容を確認できない場合は、審査落ちしてしまう可能性があります。
- 過去に借金トラブルがある場合
過去の履歴は信用情報に記録されます。
過去に借金トラブルがあり審査時に確認された場合、審査落ちする可能性もあり得るでしょう。
信用情報を傷つけないためにも、返済可能な範囲の借り入れを行うように心がけましょう。
外国人がカードローンに申し込みをする時の注意点は?
では実際に外国人がカードローンに申し込みをする時は、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
以下で注意点をまとめていきます。
同時に複数のカードローンに申し込みしない
審査が通らない可能性も考えると、同時に複数のカードローンに申し込みたいと考える外国人もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし同時に複数のカードローンに申し込んでしまうと、すべての申込情報が個人の信用情報に記録されます。
審査時に申し込んだカードローン会社がこれらを確認した場合、「この申込者はお金に困っているのかもしれない」と考えられ審査が通らない可能性もあります。
また、同時に複数のクレジットカードへのお申し込みをすることも同様です。
そのため、同時に複数のカードローン・クレジットカードに申し込みしないようにしましょう。
できるだけ少額の借り入れにとどめる
貸金業法において、“総量規制”が定められています。
総量規制とは、“借りることのできる額の総額に制限を設ける”というものです。
具体的には、借入金額が年収の3分の1を超えることを禁止しています。
これは1社の借入金額ではなく、他社を含めたすべての借入金額の合計で判断されます。
そのため借入金額が多額の場合、総量規制に引っ掛かり審査が通らない可能性もあるでしょう。
また多額の借り入れをしてしまうと、その後の返済が苦しくなってしまうことも考えられます。
できるだけ少額の借り入れにとどめるように心がけるとよいでしょう。
外国人でも借りられるカードローンを探しているなら
こちらの記事では外国人でもカードローンが借りられるか、永住権がない場合や申し込み条件について解説していきました。
外国人でも借りられるカードローンをお探しの方は、上記の内容を参考に消費者金融カードローンで少額の借り入れを考えてみてはいかがでしょうか。
申込み前に条件や必要書類をしっかり確認しよう
現在、消費者金融のカードローンの申し込みは日本語のみしか対応をしていません。
予め日本語での申込内容に不備がないかも確認しておきましょう。
また必要書類に不備がある場合は、審査が通らない可能性もあります。
在留カード等の期限が切れていないか、申込前にしっかり確認しておきましょう。