結婚披露宴への出席など避けられない出費が今すぐあるけれど、あいにく給料日前で手元にまとまったお金がなくて、どうしたらいいかわからず困っている…。
今回は、コンビニでキャッシングする方法・手数料・利用できる時間、そして気になる返済についても詳しく解説します。
知識があれば、いざという時に慌てず騒がず安心して利用できるはずです。
コンビニでキャッシングする方法は?
コンビニでキャッシングする方法は、大きく分けて二つあります。
一つの方法は、コンビニATMと提携しているカードローンを使う方法。もう一つは、クレジットカードのキャッシングです。
それぞれについて、利用方法を解説していきます。
コンビニATMと提携しているカードローン
コンビニATMは毎日夜遅くまで稼働していて、急にお金を借りたい時には非常に便利です。
コンビニATMと提携しているカードローンは、さらに二つの種類に分けられます。一つは、消費者金融系カードローン。もう一つは、銀行系カードローンです。
コンビニATMといっても、コンビニからお金を借りるわけではなく、消費者金融系または銀行系の金融機関からの借り入れとなります。
ですから、いずれにしてもコンビニATMでお金を借りるためには、事前に金融機関と契約している必要があります。
何の準備もしないでコンビニへ行っても、いきなりATMから借り入れできるわけではありません。
どのような金融機関と契約しておくか。この記事の後半で紹介するそれぞれのカードローンの特徴をよく読んで、自分に合った金融機関を見つけるところから始めましょう。
クレジットカードのキャッシング
コンビニATMでは、クレジットカードのキャッシング機能も利用できます。
手持ちのクレジットカードにすでにキャッシング枠がついていれば、今すぐATMでお金を借りられます。これからキャッシング枠をつけるには、審査などで一週間程度かかってしまう場合もあるので注意が必要です。
コンビニATMでクレジットカードのキャッシングを行う時は、ATMの挿入口にクレジットカードを差し込むだけです。カードを挿入すると借り入れ画面になるので、「借り入れ」を選択します。
あとはクレジットカードの暗証番号を入れて、希望する借り入れ金額を打ち込むだけです。ATMでお金をおろすのに近い感覚で借り入れ可能です。
コンビニでキャッシングする場合の手数料は?
コンビニでキャッシングする場合の手数料は、金利の他に、ATM利用手数料がかかります。
残高不足で支払いが滞ると、さらに遅延損害金も支払わなくてはいけなくなる可能性があるので気をつけましょう。
金利は借り入れした期間に応じて計算されます。利率はカード会社によって異なりますが、消費者金融系カード・クレジットカードは年利15〜18%、銀行系カードは年利1.5〜13.5%です。
多くの消費者金融系には、無利息期間中に全額返済すれば金利がゼロになる「無利息サービス」があります。
コンビニATMを利用すると、ATM利用手数料として通常は時間帯に応じて110〜220円(税込)がかかります。
ATM利用手数料の金額は借り入れ・返済のいずれの場合も、10,000円以下であれば110円、10,001円以上であれば220円です。
この他にかかる手数料として、遅延障害金があります。
クレジットカードの引き落とし日に残高不足で支払えなかったなど、返済期日までに定められた金額を返済できなかった場合に、遅延損害金が発生します。
遅延損害金とは、支払い期日の翌日から支払いが完了する日まで延滞日数に応じてかかる延滞料金です。日割りで計算され、金利とは別に、借り入れた元本に損害金利率をかけた金額となります。
損害金利率には利息制限法に定められた上限があり、たとえば消費者金融カードローン・銀行カードローンなどでは、年20%を超える分は無効となります。
万が一、20%を超える遅延損害金を請求されたら、弁護士・司法書士など専門家に相談しましょう。契約書に記載のない場合は年3%で計算されます。
せっかくの無利息期間中に返済が滞ってしまうと無利息の恩恵が得られません。
そればかりか、後々クレジットカードの更新・新たなローンの契約ができなくなるリスクもありますので、くれぐれも注意しましょう。
コンビニATMのキャッシングの利用時間は?
コンビニATMでキャッシングが利用できる時間帯にも注意が必要です。コンビニによっても、店舗によっても利用可能な時間帯が異なるからです。
基本的には24時間キャッシング可能なところが多い
コンビニATMは、基本的に24時間365日キャッシングできます。
ただし、ATMは稼働していても、自分の口座がある銀行・カード会社が24時間対応しているかどうかはわかりません。
また、ATMが設置されている店舗そのものが24時間営業でない場合、店舗が閉店している間は使えません。
メンテナンス中は利用できない点に注意
コンビニATMは、メンテナンス中は利用できない、という点にも注意が必要です。
セブン銀行のATMには定例メンテナンスがないので、原則24時間365日利用可能です。
ローソンのATMは、システムメンテナンスのため、午前3時〜午前4時の間で15分程度利用できない時間帯があります。
ファミリーマートのATM(イーネット)も、午前3時〜午前5時の間で15分程度のメンテナンスが入ると明記しています。
コンビニATMで返済もできる?
コンビニATMでは、借り入れだけでなく返済もできるので便利です。
しかし、カード会社、特に大手銀行系カードローンでは利用可能なATMがそれぞれ異なるので注意が必要です。まず、利用可能なATMをカード会社の公式ページで確認しましょう。
利用可能なATMが見つかったら、ローンカードをATMに挿入し、画面上の「返済」ボタンを選択します。端末に現金を挿入し、最後に返済明細を受け取って完了です。
コンビニATMでキャッシングできるおすすめ消費者金融系カードローン一覧
では、コンビニATMでキャッシングできるおすすめ金融機関を、まず消費者金融系カードローンから一つずつ紹介していきます。それぞれのおすすめポイント・デメリットなどについても紹介します。
利用できるコンビニATM・コンビニATMで借りられる時間帯・手数料などの詳細は、各社の公式サイトで確認するのが確実です。
プロミス
プロミスのおすすめポイントは、まず、融資までのスピードの速さです。Web契約で、最短25分で融資可能です。
24時間振り込み可能な金融機関の口座があれば、最短10秒で振り込まれます。申し込み・借り入れ・返済、いずれも24時間可能です。
デメリットは、手数料が取引ごとに発生する点と、コンビニATMでは千円単位の借り入れができない点です。
アイフル
アコム
アコムもWeb契約から最短30分で融資可能です。初回利用で最大30日間金利ゼロ円の特典もあります。
SMBCモビット
SMBCモビットのおすすめは10秒簡易審査です。暫定的な審査結果を知った上で申し込めるので安心です。24時間ネット申し込みを受け付けています。入会金・年会費無料。
レイクALSA
レイクALSAでは、初めてならWeb申し込みで60日間金利ゼロ円特典も選べます。24時間申し込みを受け付け、申し込み後、最短15秒で審査結果を表示します。
コンビニATMでキャッシングできるおすすめ銀行系カードローン一覧
続いて、銀行系カードローンについても、コンビニATMでキャッシングできるおすすめ金融機関を紹介していきます。それぞれのおすすめポイント・デメリットなどについても紹介します。
利用できるコンビニATM・コンビニATMで借りられる時間帯・手数料などの詳細は、各銀行の公式サイトで確認するのが確実です。
三井住友銀行カードローン
三井住友銀行カードローンの最も大きな特徴は申し込みの手軽さです。
一般に銀行系カードローンは、その銀行の口座を持っている人のみが申し込めます。しかし、三井住友銀行カードローンは口座なしで申し込めて、手続きには来店の必要もありません。
一方利息がかさむケースのデメリットとして、繰上げ返済の条件が厳しくて、結果的に完済までに時間がかかりもあります。
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック
三菱UFJ銀行カードローンバンクイックのおすすめポイントは、コンビニATMの利用手数料が何度でも無料というメリットです。
返済方法が多彩で、減額にも対応してくれるという評判もあります。ですが、これは反面、減額すると返済期間が長引くというデメリットにもなります。
他にデメリットは、即日審査・融資に対応していない・小口融資に未対応である点です。
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンの特徴は、入会特典で楽天ポイントがもらえる点、楽天銀行の口座が要らない点です。
デメリットは、インターネット専業のため、担当者と直接話したい人にとっては逆に難しいです。
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行カードローンは、金利が安いというメリットがあります。
Webで24時間申し込み可能で、午前中に申し込めば最短でその日のうちに審査結果が返ってくるので即日融資希望の方におすすめです。
デメリットは、みずほ銀行の普通預金口座を持っていないとカードローン契約ができない点です。
オリックス銀行カードローン
オリックス銀行カードローンの独自メリットは、死亡・ガンに対する付帯特典の存在です。保険をつけられる特典は珍しいです。
一方、即日融資ができないのが弱みです。
りそな銀行カードローン
りそな銀行カードローンの特徴は、他の銀行系カードローンと比較すると金利が低い点です。Web完結で24時間365日申し込みができます。
口座残高に応じて自動融資が可能という機能も、残高不足の時に公共料金・クレジットカードの支払いが滞るリスクが避けられてありがたいです。
中小消費者金融の場合はコンビニでキャッシングできるか事前に確認

中小消費者金融は大手に比べて専用ATMがなかったり、全国対応ネットワークがなくて1店舗のみだったり、一部の地域のみでの営業だったりします。
中小消費者金融を利用する場合は、コンビニでキャッシングできるか事前に確認しておくのをお忘れなく。
コンビニATMの種類は?
次に、コンビニATMの種類についても比較してみます。主要なコンビニATMは、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットの3つです。
セブン銀行ATM
まず、セブン銀行の口座を持っている場合は、セブン-イレブンのATMを使えば手数料を節約できます。特に預け入れは、時間帯・金額にかかわらず手数料がかかりません。気軽に預けられて便利です。
ローソン銀行ATM
ローソンにあるローソン銀行ATMは、ローソン銀行の口座を持っている人であれば、日中は預け入れ・引き出しともに手数料は無料です。また、土日・祝日も平日と手数料が変わりません。
イーネット
イーネットは銀行の共同ATMです。ファミリーマートにあるコンビニATMは、イーネットまたはゆうちょ銀行ATMです。
イーネットはゆうちょ銀行と提携していて、平日と土曜には無料で使える時間帯があります。
イーネットで振り込みは利用できず、自動貸し付けを伴う預け入れ・払い戻しは、無料時間帯以外は110円の手数料がかかります。
ゆうちょ銀行ATMが設置されている場合、0:05~23:55の時間帯は預け入れと引き出しを無料で利用可能です。振り込みは、郵便局設置のATMと手数料は同じです。
コンビニでキャッシングする方法を知りたいなら
以上をまとめると、コンビニでキャッシングする方法は3つあります。
- コンビニATMと連携している消費者金融系カードローンを利用
- コンビニATMと連携している銀行系カードローンを利用
- クレジットカードのキャッシング機能を利用
コンビニキャッシングに対応しているカードローンをチェック
大手消費者金融系カードローン・大手銀行系カードローンの多くがコンビニキャッシングに対応しています。ここで紹介したカードローンを参考にチェックしてみるといいでしょう。
チェックポイントは、
- 事前契約の方法(Web完結かどうか・審査の条件・スピード・特典など)
- 連携しているコンビニATMのキャッシングの手数料・キャッシング利用時間
- 返済方法の種類・返済に無理はないか
事前契約の方法(Web完結かどうか・審査の条件・スピード・特典など)連携しているコンビニATMのキャッシングの手数料・キャッシング利用時間返済方法の種類・返済に無理はないか
一口に「お金を借りたい」といっても、借りる目的・状況は人によってさまざまです。
コンビニキャッシングが可能なサービスも、消費者金融系カードローン・銀行系カードローン・クレジットカードのキャッシングと、さまざまです。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
どこの町にもあって誰にとっても身近な存在であるコンビニで気軽にお金を借りられるのは非常に便利です。
でも知識がないと、思わぬリスクがあったり、損をしたりする場合もあります。
自分の状況・目的に合った優良なサービスを選んで、コンビニキャッシングのメリットを賢く利用しながら、上手に借り入れ・返済をしましょう。
そうすれば金銭的にも精神的にも、暮らしがもうワンランク、豊かになるのではないでしょうか。あなたとお金の、末永い良縁をお祈りします!