お金を借りるならどこがおすすめ?お金を借りる方法一覧やおすすめのカードローン・借り入れ先を選ぶときのポイントも詳しく解説

住宅・自動車などの物品やサービスを購入するため、急なチャンスあるいはトラブルに対応するためや身内や知人の冠婚葬祭など、お金を借りなくてはいけない場面は誰にでも起こり得ることです。

この記事ではそのようなときに悩まされる「どこから借りたらいいの?」・「どのような方法で借りたらいいの?」という疑問について、金融機関へ20年以上勤務し、自分でもカードローンを10年間利用していた経験を持つ筆者が詳しく解説します。

あなたがお金を借りるにあたって最適な選択をするための参考にしてください。

お金を借りるならどこがおすすめ?

ジグソーパズル、人

どこからお金を借りるのが一番おすすめか、この記事の結論は「自分に合った方法で借りよう」となっています。あなたの「年齢」・「収入」・「過去や現在の借入状況」、そして借入の「金額」・「目的」・「時期」・「返済方法」などさまざまな状況によって最適なお金の借りかたが決まるからです。

お金を借りる方法一覧

初心者マーク、お金、電卓

ここでは皆様がお金を借りようとしたとき、どのような方法があるのかについて解説します。

銀行

銀行、店舗

「お金を借りる」と聞いて、まっさきに銀行が思い浮かぶ方は多いでしょう。銀行のほか信用金庫や信用組合といった金融機関には住宅ローンや自動車ローンに代表される目的系ローン・資金使途を特定しないフリーローンといった豊富な商品が取り揃えられており、もちろんそのほとんどがカードローンも取り扱っています。

多くの方が「信頼できる」・「安心してお金を借りられる」という印象を抱いているのではないでしょうか。

消費者金融

消費者金融の看板と青空

お金を借りる方法として銀行の次にメジャーなのが消費者金融ですが、近年では大手を中心に銀行と業務提携をしたりグループ傘下に入ったりという業者が多くなっています。

かつてはあまり良くないイメージを持っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、貸金業法という法律にもとづき金融庁の認可を受けて営業しているれっきとした金融機関です。

なお金融庁の認可を受けずに営業している貸金業者は「闇金」と呼ばれる違法業者です。取り返しのつかないトラブルを避けるためにも、こういった業者は絶対に利用してはいけません

クレジットカード

クレジットカード

厳密にいえばローンではないですが、クレジットカードにキャッシング枠が付帯されていればキャッシングという形で借入が可能です。「コンビニや金融機関などのATMですぐに借りられる」・「金利が高い」といったところがキャッシングの特徴として挙げられます。

国・自治体

東京都庁舎

低所得や高齢者・障がい者・失業者・母子家庭など一定の条件を満たした方は国や自治体の「公的融資制度」の利用を検討しましょう。営利を目的としていないため、無金利や低金利でお金を借りられます。

おすすめの消費者金融カードローン

カード、スマホ

ここでは消費者金融業者のうち、大手5社の特徴について解説します。

アコム

アコムは消費者金融の最大手。国内消費者金融の中で利用者数NO.1を誇り、現在は三菱UFJフィナンシャル・グループに属しています。融資は最短30分初めて利用する方は契約翌日から30日間の金利が0%になります。

申込可能年齢は高校生を除く満18歳以上・借入限度額は800万円・金利は年3%~18%です。

即日融資web完結といったあたりは以下も共通なので省略しますね。

プロミス

プロミスは三井住友フィナンシャルグループの一員であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が展開するブランドです。融資は最短25分・こちらは契約日からではなく初めて利用した日の翌日から30日間が無利息期間となります。

申込可能年齢は高校生を除く満18歳以上74歳以下・借入限度額は500万円・金利は年4.5%~17.8%です。また三井住友銀行のATMであれば手数料が無料となるのも魅力のひとつですね。

アイフル

アイフルは大手消費者金融の中で唯一、特定の銀行グループに属さない独立系消費者金融です。融資は最短25分初回の契約翌日から30日間の金利が0%になります。申込可能年齢は満20歳以上69歳以下・借入限度額は800万円・金利は年3%~18%です。

レイク

レイクはSBI新生銀行グループに属する消費者金融で、2023年1月4日にブランド名が「レイクALSA」から「レイク」に変更されました。

融資は最短25分・無金利サービスは契約額が200万円超の場合は契約翌日から30日間・200万円以下でweb申込であれば60日間5万円までであれば180日間という3種類から選べます。申込可能年齢は満20歳以上70歳以下・借入限度額は500万円・金利は年4.5%~18%です。

SMBCモビット

SMBCモビットはプロミスを展開するSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の子会社が運営する消費者金融です。融資は最短30分・他の大手消費者金融が設定しているような初契約時の無金利期間はありません。申込可能年齢は満20歳以上74歳以下・借入限度額は800万円・金利は年3%~18%です。

おすすめの中小消費者金融カードローン

電卓、紙幣、通帳

ここでは規模では大手に劣るものの、それぞれ特徴をもった中小消費者金融業者について解説します。

セントラル

セントラルは昭和48年創業・全国に17店舗と中小消費者金融としては比較的規模が大きく、サービス内容も大手5社に引けをとりません。融資は最短即日初契約翌日から30日間の金利が0%になります。申込可能年齢は満20歳以上・借入限度額は300万円・金利は年4.8%~18%となっています。

フクホー

フクホーは大阪に店舗を構える昭和42年創業の老舗消費者金融です。店舗での申込であれば即日融資が可能ですが、webでの申込の場合は審査通過後契約書類を郵送でやり取りする必要があるため融資まで日数を要します。申込可能年齢は満20歳以上・借入限度額は200万円・金利は年7.3%~20%です。

アロー

アローは平成12年設立、名古屋に本社を置く消費者金融です。申込はwebのみ最短即日融資が可能となっています。申込可能年齢は満25歳以上65歳以下ですが、勤続1年以上や健康保険加入など他社では見られない条件があるので注意が必要です。借入限度額は200万円・金利は年15%~19.94%です。

おすすめの銀行カードローン

銀行員

最後に、銀行が取り扱っているカードローンについて紹介しますね。

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローンは大手消費者金融であるプロミスやSMBCモビットの親会社である三井住友銀行が取り扱うカードローンです。融資は最短翌営業日・申込可能年齢は満20歳以上69歳以下・借入限度額は800万円・金利は年1.5%~14.5%となっています。

また三井住友銀行の普通預金口座をお持ちの方なら、契約後すぐキャッシュカードにて借入ができます。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンはその名の通り、インターネット上にて幅広いサービスを展開する楽天グループの一員である楽天銀行が取り扱うカードローンです。融資は最短翌日・申込可能年齢は満20歳以上62歳以下・借入限度額は800万円・金利は年1.9%~14.5%です。

楽天会員ランクに応じて審査優遇契約や利用で楽天ポイント進呈期間限定で金利半額など楽天ならではのユニークかつ多彩なキャンペーンを打ち出しており、普段から楽天のサービスを利用している方にはメリットが大きいといえます。

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンは三大メガバンクの一角であるみずほ銀行が取り扱うカードローンです。融資はwebで最短翌営業日店頭・郵送・電話の場合は受付後最短翌々営業日です。申込可能年齢は満20歳以上65歳以下・借入限度額は800万円・金利は年2%~14%です。

みずほ銀行で住宅ローンを借りている方は金利が年0.5%引き下げられるという特徴があります。

銀行と消費者金融の違いは?

CHECK、虫眼鏡

まず大きな違いとして「銀行カードローンは総量規制の対象外」という点が挙げられます。総量規制とは簡単にいうと「年収の3分の1までしか借りられない」という制限のことで、消費者金融からの借入は全てこの制限の範囲内に限られていることに注意しましょう。

その他の違いとしてはここまで解説してきたとおり、銀行カードローンには「比較的金利が低い」・「店舗網が充実している」・「web申込やアプリなどのインフラが完備されている」といったメリットがある一方、「審査が厳しめ」・「融資まで日数を要する」というデメリットが挙げられます。

消費者金融のメリットとデメリットは基本的に銀行の逆となり、「審査が甘め」・「最短即日融資を受けられる」一方で「比較的金利が高い」・「特に中小消費者金融は利便性に難あり」といった特徴があります。

お金を借りるなら審査が必要

審査、女性

当然ですが、消費者金融を含む金融機関からお金を借りるためには審査を通過する必要があります。審査には多くの場合、運転免許証やマイナンバーカードなどの「本人確認書類」と源泉徴収票や確定申告書などの「収入証明書類」が必要です。

申込を受付した金融機関はこれらの情報と信用情報を照らし合わせ、申込人に返済能力があるか、消費者金融は総量規制の範囲内に収まっているかを判断します。信用情報とは過去から現在に至るまでの借入や返済の状況といった情報です。

日本には「CIC」・「JICC」・「全国銀行個人信用情報センター」という3つの信用情報機関があり、金融機関はここから情報を取得します。

それではどういった場合、審査に落ちるのでしょうか。その基準は金融機関によって千差万別ですし詳細は明かされていませんが、主として「過去に自己破産や債務整理などをしている」・「返済の遅延をしたことがある、またはしている」・「収入に対して借入額が過大である」といった原因が考えられます。

ときどき「カードローンを契約したり利用したりすると信用情報に傷が付くのでは?」という声を聞きますが、そのようなことはありません。「借りたら約束通り返済する」という当たり前のことを守っている限り、あなたの信用情報に傷は付きません。

また審査にあたっての注意点ですが、まず「嘘をつかないこと」です。氏名や住所・生年月日といった個人情報はもちろん、勤務先や収入・借入や返済の状況を偽って申告しても必ず金融機関は気付きます。

正直に申告していれば審査に通る可能性があったものを、あまりに事実と違っていたために謝絶となった例もありますので注意しましょう。

もうひとつは「自宅に郵送物が届く場合がある」・「職場に在籍確認の電話が掛かってくる場合がある」ことです。借入のことを家族や職場に知られたくないという方は事前に金融機関に確認し、間違いなく自身で対応するようにしましょう。

そもそも「郵送物を発送しない」・「在籍確認の電話をしない」という金融機関や申込方法を選ぶのも有効な手段です。

借り入れ先を選ぶときのポイント

時計、電卓、紙幣

ここまでお伝えした内容をふまえ、借り入れ先を選ぶときのポイントについて解説します。

金利で選びたいなら銀行カードローン

ご自身の収入や信用情報に自信があり、時間的に余裕がある方は銀行カードローンで決まりです。その後の借入による金利負担を最小限に抑えられるでしょう。そもそもカードローンはフリーローンと異なり、契約しただけなら金利は発生しません。

借入の必要が発生してから慌てて申込むのではなく、あらかじめ「お守り代わり」として銀行カードローンを契約しておくのもおすすめです。

すぐにお金が必要な場合は即日融資可能な消費者金融

多くの銀行カードローンは最短でも翌営業日の融資となっており、どうしても当日中にお金が必要な場合は消費者金融を選択するしかありません。しかしその代わり比較的金利が高くなることは覚悟しましょう。また短期間で返済できると分かっている場合はあえて大手消費者金融を選択し、無金利期間を活用するというのも方法のひとつです。

審査が不安な場合は中小消費者金融

「過去に返済が遅れたことがある」・「収入に対して借入額が多い」といった、信用情報に不安がある方は中小消費者金融がおすすめです。今や大手消費者金融のほとんどが銀行グループに所属しており、審査基準も銀行と大きく変わらないと考えられています。

一方で中小消費者金融は一般的に審査のハードルが低く設定されている可能性が高く、現実に「銀行や大手消費者金融の審査で落ちたのに中小消費者金融で通った」という声は数多く聞かれます。「信用情報に不安があるのにお金を借りられた」という方は今度こそ「約束通り返済する」という当たり前のことを実践してくださいね。

お金を借りる方法を知りたいときは

スマホ、女性

お金を借りる方法を知りたいとき、インターネット検索で金融機関のwebサイトやまとめサイトの内容を比較検討するのは有効な手段です。そもそも急いでいてそれしか方法がないという場合もあるでしょう。しかしお金を借りる方法はカードローンだけとは限りません。

時間的な余裕があってかつ平日に動ける場合だけになってしまいますが、多くの方は銀行や信用金庫・信用組合などに普通預金口座をお持ちだと思います。まずは是非、その金融機関の窓口にて相談してみてください。

そこで申込をしてみて、審査に通らなかったら消費者金融の利用を検討するという順番を踏むことで後々後悔する確率をぐっと減らせるはずです。

自分に合った方法でお金を借りよう

カード、紙幣、パソコン

ここまでカードローンの借り方金融機関の選び方について解説して参りましたが、いかがでしたか?この記事が、あなたに一番合った方法でお金を借りられる手助けとなりますよう祈っております。