カードローンに危険性があるといわれるのはなぜ?カードローンを安全に利用するポイントやメリットも紹介します

皆さんは、カードローンを検討したことはありますか?

カードローンには危険性があるといわれていることを既に知っておられる方も多いと思います。

ですが、なぜそういわれているかまでパッと思いつく方は少ないのではないでしょうか?

この記事では、カードローンの危険性をはじめ安全に利用するポイントやメリットまで、一挙ご紹介していきます。

カードローンに危険性があるのは本当?

クレジットカード

カードローンが危険だといわれている理由に、どうしても「借りすぎてしまう」ことが挙げられます。

お金を借りすぎてしまうと返済が困窮してしまうリスクが高く、万が一返済期間を延長するとその分総額も自ずと増えるため注意が必要です。

カードローンは「貸付限度額は年収の1/3以下」という総量規制と、本人の信用情報を踏まえたうえで借入限度額が設定されています。

つまり「返せる額までしか貸さないし、借りられない」というのが、カードローンの原則です。

ところが2社以上のカードローンを組んでしまったがために、返済に困窮している人も世の中には実際に存在します。

むやみやたらと借りるばかりだと多重債務に陥りやすいため、危険性があるという言葉でよく表されるのはこのためです。

それでは、具体的にはどのような危険性が考えられるのでしょう?

カードローンに危険性があると考えらえる理由

通帳、恐怖

ここからは、カードローンには危険性が潜んでいるといわれる具体的な理由についてご紹介していきます。

以下の項目を参考にしてくださいね。

金利が比較的高い

カードローンの金利は高いと一般的によくいわれます。

主なローンを比較すると「マイカーローン」は1.0~5.0%、「住宅ローン」は35年固定で2%以下です。

ところがカードローンは、およそ1.5~15.0%が一般的であるため、かなり高めになります。

カードローンは大変便利なシステムで、借入利用枠内の金額であればいつでも何度でも借りられるため、ついつい頼りがちです。

さらに臨時返済もできますし、毎月一定額の返済金額であるため安易に手を出しやすく特に気をつける必要があります。

お金を借りている感覚がマヒしてしまう

一度お金をローン会社で借りてしまうと、借金しているという感覚がマヒします。

そのため、ついつい複数のカード会社でローンを組んでしまうことになりかねません。

最初にカードローンを行った会社に返済する資金を作るために、他のローン会社でお金を借りて返すという悪循環に陥ってしまうこともあります。

カードローンは、あくまで借金している状態ですし、そのお金は借金した人のものではありません。

返済しないといけないお金であることをしっかり肝に銘じ、全額返済するまで次の借金を追加で作らないという強い気持ちが大切です。

他のローン審査に悪影響が及ぶ

既に契約しているカードローンがあっても、他のカードローンの審査が通らないのは実はマレな例なんですよ。

ところが既に契約しているカードローンの返済を延滞などのいわゆるブラックリストに載っている人に関しては、他のローン審査に悪影響が出る恐れがあります。

カードローンを安全に利用するポイントとは?

クレジットカード、カート

それではカードローンを安全に利用するために心がけたいポイントについて、順にご紹介していきましょう。

このポイントを守ることで、安全にカードローンを利用できますよ。

必要以上の借入れを受けない

カードローンで借入れをするときは、最終手段としてのみの利用を心がけることが大切です。

少しお金が足りないからといった短絡的な理由で、借入れを行うのは間違っています。

また借入れをどうしても行わないといけない場合は、最低限の金額で抑えるようにしてください。

最小限の金額で抑えると返済期間も短くなりますし、金利も低くなり一石二鳥です。

つまり最低金額の借入れを行うことで、リスクの回避を行えるというメリットが生まれます。

大手の金融業者を利用する

カードローンをどうしても利用しないといけない場合、必ず大手の金融業者でローンを組むようにしてください。

カードローンを申し込むためには個人情報を登録する必要があります。

大手でない場合は悪徳の可能性もあるため、情報を盗まれるなどのデメリットも多くなるでしょう。

金利が低い業者を選ぶ

電卓、ローン

カードローンで借入れると自ずと金利を合わせた金額を月々返済していかないといけない義務が発生します。

より金利が低い業者を選ぶことで総返済額を抑えましょう。

少しでも返済額返済期間を減らすためにも、必ず金利が低い業者を選ぶように心がけてください。

万が一、金利のことを考えずにむやみやたらと消費者金融でカードローンを行った場合、日々の生活にも悪影響が出かねません。

必ずリスクデメリットをまず考えて行動することが大切です。

カードローンにはこんなメリットがある

紙幣、クレジットカード、パソコン

ここからは、カードローンのメリットについて見ていきたいと思います。

カードローンの決まりを守って、安心安全な借入を行ってくださいね。

短時間で借り入れを受けられる

カード会社に申し込みをしてから審査が通るまで短時間で借入れができるのが、カードローンの良いところです。

さらに利用限度額の範囲であれば、何度でも借入れられます。

またカードを利用できる提携ATMが銀行やコンビニにあるため、消費者金融にわざわざ行くことなく必要なお金が手に入ります。

そのため、急にお金が必要になったときにサクッと借入れられるところがメリットの一つです。

借入・返済手続きが簡単で便利

消費者金融機関と提携しているATMが、銀行やコンビニに設置されているため、借入れ返済手続きが簡単に行えます。

コンビニによっては、ATMでQRコードを読み取りそのまま返済手続きができるシステムも構築されているため、手軽に利用が可能です。

まとまった資金が借りられる

紙幣、札束

借入限度額までは何度でも自由に借入れができるため、まとまったお金が急に必要になった時も、焦ることなく借入れられます。

カードローンは、365日24時間いつでも利用できるため、いつでもどこでもお金を借入れられる点もメリットの一つです。

借入金の利用用途が自由

カードローンは借入れたお金の利用用途に制限がないため、どのように使っても基本的に自由です。

旅行・買い物・冠婚葬祭などのお金の足しとして利用できます。

ただし、事業を行うためのお金として利用する事はできません。

カードローンには種類がある

クレジットカード、多数

一口にカードローンといっても、実は以下の3種類の系統が存在します。

それぞれの違いは、どのような部分にあるのでしょう?

消費者金融系

消費者金融系のカードローンの特徴として、以下の5ポイントが挙げられます。

消費者金融系として有名な企業は、「アコム」・「SMBCモビット」・「アイフル系列」です。それでは、各項目別に、特徴を見ていきましょう。

  • 口座の開設が不要

消費者金融は、お金を預かることはしないため、カードローンを利用するときに口座を開設することはありません。

既に持っている銀行の口座を登録するだけで、借入れの手続きが行えます。

そのため、口座を開設する時間も手間もかけずに、お金の借入れができます。

  • 融資のスピードが早い

有名な消費者金融系カードローンの場合、最短30分で審査が完了し融資まで最短1時間で行えるところが多く、融資のスピードが早いことが売りです。

そのため、カードローンで借入れたいと思ったらリアルタイムで即借入れられるのが、消費者金融系の最大のメリットといえます。

  • 金利が高め

消費者金融系のカードローンは、審査や借入れが完了するまでは早いですが、その分金利は高いです。

カードローン会社ごとで金利の設定が違うため比較し、より安い消費者金融機関を選ぶようにしてください。

  • 無利息期間が設けられている場合もある

消費者金融機関のカードローンでは、初回利用時のみ、無利息期間が設けられている場合があります。

これは決められた期間の間に、借入れたお金の返済を完了すれば、金利を無料にするというサービスです。

多くの消費者金融では、契約日の翌日から30日間の間に設定されています。

  • 総量規制の対象になる

消費者金融機関には「貸金業法」という法律が適用されています。

この中に定められている「総量規制」は、本人の年収の1/3以上の融資を受けることができないというものです。

そのため、大きな金額の借入や無収入の人は、消費者金融系のカードローンでお金を借入れられません。

信販系

信販系カードローンには三井住友カードオリックス・クレジットオリエントコーポレーションが提供しているものが挙げられます。

信販会社によって金利や限度額に違いはありますが、消費者金融系のカードローンより最高限度額が高いのが特徴です。

信販系カードローンには「専用のローンカードを発行」するタイプと、「クレジットカードにカードローン枠を付ける」タイプの2種類があります。

基本的に信販系カードローンの審査は時間がかかります。

カードが手元に届いてから実際に借入れられるまで1週間以上かかる場合もあり、即お金を調達したい人には不向きなカードローンです。

銀行系

銀行、看板

銀行系のカードローンとは、「三井住友銀行」・「楽天銀行」・「三菱UFJ銀行」などの銀行が手がけているカードローンのことを指します。

消費者金融系のカードローンと同じ「無担保ローン」のため、お金を借入れ                                       利息を払いながら返済するのが通常です。

また銀行のカードローンは、「銀行法」という法律で定められているため総量規制はありません。

個人の年収で限度額が決められるため各銀行に判断は委ねられており、銀行カードローンの場合「保証会社」がバックについています。

そのため保証会社が実質の審査や運営を行っており、審査は「警察庁データベースへの紹介フロー」という作業が必要です。

つまり、最短でも審査完了は翌日です。即お金が必要な人には向いていません。

カードローン利用が不安なら他の借入方法も検討しよう

男性、考える

ここからは、カードローンの利用がどうしても不安な方に向けて、他の借入方法についてご紹介したいと思います。

国(公的機関)から融資を受ける方法

日本政策金融公庫からお金を借入れる方法で、通常の金融機関とは違う基準で審査を行っているため、基本的に「ゆるい審査」で有名です。

また貸付金利率も格安である場合が多く、少しでも負担なく借入れたいという場合は、検討してみることをおすすめします。

生命保険担保貸付

「生命保険担保貸付」とは、生命保険の解約返戻金の一部を担保に、お金を借りられる制度です。

そのため解約返戻金のない掛け捨てタイプの生命保険の場合は、契約者貸付となるためお金を借入れられません。

定期預金担保貸付

「定期預金担保貸付」とは、銀行に預けている定期預金を担保にしてお金を借入れる方法です。

定期預金を解約することなく低金利でお金を借入れられるため、銀行に定期預金の預け入れがある人にはおすすめです。

ただし20歳以下の場合は利用ができない場合や、金融機関によって簡単な申し込み手続きが必要な場合もあります。

生活福祉資金貸付制度

銀行や消費者金融でお金を借入れるためには、安定した収入がある仕事についていることが条件です。

そのため休職中で無職の人に対し、ハローワークに通っていることを条件に、お金の借入れができる仕組みが設けられています。

厚生労働省が管轄しているシステムで、無利子や低金利でお金の借入れができるため、返済の負担が低く済むメリットがあります。

各都道府県の社会福祉協議会が窓口となっているので、問い合わせてみてください。

クレジットカードのキャッシング枠

一般的にクレジットカードは、ショッピングで使うイメージが大きいと思いますが、実は「お金を借入れる」こともできます。

クレジットカードの明細をよく見てもらうと確認できるでしょう。

ショッピング枠以外にキャッシング枠というものが設けられており、審査を通過した限度額の範囲内でお金を借入れられます。

クレジットカードを持っているけれど、キャッシング枠はつけていなかったという方は、後から設定することが可能です。

まずは所有しているクレジットカードの公式サイトのマイページやコールセンターに電話をかけましょう。

キャッシング枠の設定を申し込み、送られてきた契約書に記入をして返送すると申し込めます。

場合によっては審査のための連絡などが来るため、質問された内容に答えるようにしてください。

審査はクレジットカード会社によって違うため一概にいえません。

しかし、万が一キャッシング枠が希望金額より低かった場合は、再度増額の申請を行えます。

カードローンを正しく使えば危険性は十分回避できる!

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カードローンは、正しい知識を持って計画的にお金を借入れることで、リスク回避が可能です。

また毎月決められた金額を定期的に返済していれば、信用情報に傷がつくことがないため、他のローンに影響が出ることはありません。

臨時返済というシステムをうまく活用することで、総返済額や利息を大幅に抑えられます。

もしカードローンを利用していてどうしようもなくなった場合は、弁護士などの専門家に相談することが大切です。

任意整理民事再生自己破産などの債務整理の中から状況にあった手続きを教えてもらえ、最悪の事態に陥る前に手続きを受けられます。

安心して利用できるおすすめカードローン

クレジットカード、南京錠

ここからは、安心して使えるおすすめのカードローンをご紹介していきます。

各カードローンの特徴を知って、賢く借入れてくださいね。

三井住友銀行

三井住友銀行のカードローンの特徴は、普通預金口座がなくてもパソコンやスマホから申し込みができます。

審査の回答は最短で翌営業日に連絡がもらえ、返済は月々2000円からの設定ができるため大変使いやすいカードローンです。

また金利は年1.5%~14.5%のため、それほど高い金利を支払う必要はありません。

楽天銀行

楽天銀行が行っているカードローンのサービスで、最大で800万円までの借入れを行うことができます。

ただし、事業資金としては借入れられません。

金利は年1.9~14.5%で、年会費や入会金を支払うことなく作れます。

またスマホで申し込みができますし、必要書類も楽天銀行アプリから提出できるため、時短で申し込むことが可能です。

さらに楽天銀行の口座を持っていなくても、返済口座として他の銀行の口座が設定できるため申し込めます。

楽天ポイントを付けたい人は、楽天銀行の口座を作ることで、ポイントがたまっていくというメリットも併用が可能です。

また月々の返済額は2,000円からのプランがあり、余裕があるときは金額を増やして返済もできます。

パートやアルバイトの人でも申し込めるため、急な出費やいざというときに備え準備しておくのもおすすめです。

プロミス

三井住友銀行をはじめとしたSMBCグループの企業なので、安心して利用ができます。

申し込みから審査・カードの発行・借入れまでスムーズに行えるのがポイントです。

審査は最短で申し込みから30分ほどで完了し、最短1時間で利用ができます。

担保や保証人も不要のため気軽に申し込め、契約額の範囲内で、何度も利用が可能です。

申し込みはパソコン・スマホ・女性オペレーターが対応するレディースコールも用意されているので安心して問い合わせられます。

安全に利用できるカードローンを探したい方はこちら

空、ビル

より安全に利用できるカードローン会社を探す方法としては、やはり大手企業が運営しているカードローン会社を選ぶことが大切なポイントです。

カードローン会社として事業を行うときは、金融庁のホームページの「登録貸金業者情報検索入力ページ」に登録しておく必要があります。

審査基準がゆるい場合や、あまり知られていない名前のカードローン会社を利用しようと思っている場合は上記の検索ページでしっかり検索をすることが大切です。

登録されている業者かを確認したうえで利用するようにしてください。

カードローンは危険性を理解して上手に活用しよう

ローン、流す

この記事では、カードローンには危険性があるという理由についてや、カードローンの種類・安全なカードローン会社を選ぶ方法などを中心にご紹介してきましたがいかがでしたか?

カードローンは、利用方法を間違わなければ安全に利用できるシステムです。

最低金額かつ毎月定期的に返済できる分だけお金を借入れることが、最大のポイントになります。

自分の身の丈に合った借入れを行うことで、より安全にカードローンを利用することが可能です。

カードローンには多くのメリットもあるため、注意点を守って正しい利用を行うように心がけてくださいね。