お金を借りる審査に通らないときの対処法!審査落ちの理由・再審査突破のポイント・最終手段も紹介

銀行のカードローンや消費者金融のキャッシングなど、お金を借りたくても審査が通らず対処法に困っていませんか。

一度審査落ちすると「どの貸金業者からも借り入れができない」と不安になることでしょう。

結論からいうと、一度審査落ちしても再審査で通る可能性は十分にありますよ。

そこでこの記事では、お金を借りる審査に通らないときの対処法や、審査落ちの理由・再審査突破のポイント・最終手段について紹介します。

お金を借りる審査に通らない

審査 カード

お金を借りたくても審査に通らず、借りられない可能性があります。理由は「借金の返済能力がない」と判断されているからです。

貸金業者は貸したお金に対する利子で利益を得ています。借金返済が滞れば大きな損害となるため、難しいと判断された人にはお金を貸してくれません

ただし、審査基準は貸金業者によって異なります。他社で審査落ちしても借りられる可能性があるため借り入れ環境を整えて再度申し込んでみましょう。

審査落ちの理由

落ちる 理由

借金の審査落ちには次の4つの理由が考えられます。

  • 収入と借入額が見合っていない
  • 就労状況に不安がある
  • 複数借入・申し込みをしている
  • 申し込み書類等に不備があった

上記のように、借金返済に不安がある方は審査に落ちやすいです。借金ができる状態なのか確認してから申し込むようにしましょう。

収入と借入額が見合っていない

収入額と借入額が見合っていない場合は審査通過が難しくなります。安定した収入がなければ、信用度が低いと判断されてしまうからです。

また、契約社員やアルバイトなど収入が安定しないケースも審査に悪影響を及ぼします。

借金は返済できるかどうかが重要です。収入と借入額のバランスに不安があれば、借り入れは難しくなるでしょう。

就労状況に不安がある

転職して勤続年数が少ないケースや非正規雇用で収入が安定しない場合など、就労状況に不安があると審査に落ちてしまう可能性があります。

理由は、今後「継続的に返済できるかどうか疑わしい」と判断されるからです。

借金の審査が通るには「長期的に安定した収入があること」が不可欠。勤続年数が短いとその仕事を継続できるか疑われてしまいます。

また、非正規雇用のように「いつ契約が解除されるかわからない」仕事の場合も返済が難しいと判断されるでしょう。

複数借入・申し込みをしている

借入 複数

すでに複数の借入をしていたり同時に複数の申し込みをしたりすると、審査が通らない可能性があります。

借金の返済が終わる前に、続けて他社で借金を申し込む行為は「お金に困っている」と思われやすいからです。

貸金業者は信用情報機関から申込者の信用情報を取得しています。そのため「いつ・どの金融機関で・いくら」の借金をしたのかが明確です。

「相当お金に困っている」と思われれば、返済能力が低いと判断され借入は難しくなるでしょう。

なお、一般的に3社以上の貸金業者から借金をしていると審査が通りにくいといわれています。

なかには4社から借入していても審査が通る業者もあるので、借入を希望する場合は貸金業者に相談するといいでしょう。

申し込み書類等に不備があった

申し込み書類に不備があると審査が通りにくいです。申し込み用紙に記入漏れがある場合や誤った情報を記載したケースなどが考えられます。

本人確認書類と申し込み書類に記載した内容に相違があると、審査が通りにくくなるでしょう。

とくに、すでに銀行カードローンを利用したことがある人は信用情報が登録されているため、虚偽の内容を記載すると簡単にばれてしまいます

一度審査落ちしたら他社でも無理?

審査 可能性 

借金の審査に落ちてしまっても、他社であれば借入できる可能性があります。貸金業者によって審査基準が異なるからです。

基本的に、どの貸金業者も借金の審査基準は公表されていませんが、審査自体は独自で行っているため微妙な違いがあります。

次の項目に該当する人は借りられる可能性があるのでチェックしましょう。

  • 働いていて安定した収入がある
  • 他社での借入がない
  • 借入の合計金額が年収の3分の1を下回っている
  • 過度な滞納や破産などの履歴がない

上記に該当する人であれば借入できる可能性があるため、諦めず再チャレンジしてみましょう。

再審査突破のポイント

審査 ポイント

再審査を突破するためのポイントは次の3つです。

  • 次の申込まで期間を空ける
  • 他社借入件数を減らす
  • 借入金額を見直す

一度審査に落ちると、再審査でも落ちてしまうのではないかと不安です。再審査突破のポイントを確認して、しっかりと準備をしましょう。

次の申込まで期間を空ける

再審査する際は、次の申込まで6ヶ月以上は空けましょう。借金の審査結果は信用情報に残るからです。

審査基準は貸金業者ごとで異なるものの「審査に落ちた」という事実があれば信用度は低くなります。

慌てて再審査をしても通らない可能性が高いので、審査落ちの原因について考え対策を練ってから行うようにしましょう。

なお、審査落ちの原因が債務超過や破産歴がある場合は10年ほど記録が消えない可能性があります。

他社借入件数を減らす

借金 減らす

借入件数が複数ある場合は、借入件数を減らしましょう。一般的に3社以上の借入がある場合は審査が通りにくいといわれています。

借入は2社以下に調整する必要があるため、残高が少なく返済できそうなものを完済すると効果的です。

完済が難しい場合は、複数の借金を1つにまとめて返済する「おまとめローン」を検討しましょう。

ひとまとめにすることで利子が減り、総返済額が減少するため負担が軽くなります。

借入金額を見直す

再審査を申し込む際は借入金額を見直しましょう。改正貸金業法により「総量規制」を超える貸付は禁止されているからです。

実際に消費者金融の場合、年収の3分の1を超える借金は融資できません

また、銀行には総量規制はないものの、収入と借入金額のバランスが悪ければ返済能力が低いと見なす可能性が高いです。

審査落ちした際の借入予定額が年収の3分の1を超えている場合や他社の借金を足し忘れている場合は、再度確認してから再審査を申し込みましょう。

どうしても審査に通らないときの最終手段

手段 方法 最終

どうしても審査に通らないときの最終手段は次の4つが考えられます。

  • 知人
  • 公的融資制度
  • 消費者金融の例外貸付
  • 生命保険の契約者貸付制度

上記の方法であれば、お金を借りられる可能性があります。審査落ちして困っている人は相談してみるといいでしょう。

知人

家族や友人などの知人であれば、審査をする必要がないので借入できる可能性があります。

毎月の返済が難しい場合は据え置きをお願いできたり無利子で借入できたりと、何かと融通が利くのがメリットです。

しかし、誰でも簡単にお金を貸してくれるわけではありません。

「なぜお金が必要なのか」「いつまでに返済できるのか」など、きちんと説明して借りることが大切です。

また、お金の貸し借りで縁が切れる可能性もあるため、親しい仲でも借用書を用意して返済日や返済金額をきちんと守るようにしましょう。

公的融資制度

国からお金を借りられる公的融資制度を利用する方法があります。

公的融資制度は、シングルマザーや求職者・年金受給者など属性によって以下のように分かれています。

  • 生活福祉資金貸付制度:生活に困窮している世帯
  • 母子父子寡婦福祉資金貸付金:20歳未満の子供を持つひとり親(シングルマザーなど)
  • 求職者支援資金制度:ハローワークの職業訓練を受講している人
  • 年金担保貸付制度:年金受給者
  • 国の教育ローン(教育一般貸付):世帯年収が1,190万円以下で子供の学費が必要な人
  • 看護師等修学資金:看護師を目指している人
  • 善意銀行の貸付事業:生活に困窮している人

融資を受けられる属性や条件がありますが、無利子もしくは低金利で借りられます。どうしてもお金が必要な場合は遠慮せず相談しましょう。

消費者金融の例外貸付

消費者金融 おまとめ

消費者金融の例外貸付を利用する方法があります。例外貸付は総量規制の対象外となっており、借入金額に関係なく借りることが可能です。

例外貸付とは「おまとめローン」のように、利子が減少したり借入残高を段階的に減少させたりする「借入をする人が有利になる貸付」を指します。

総量規制を超える融資を受けられるだけではなく、借入状況を好転できる可能性があるので、複数の借入がある場合は検討してみてください。

ただし、どの消費者金融でも取り扱っているわけではないため、事前に確認するようにしましょう。

生命保険の契約者貸付制度

生命保険の契約者貸付制度を利用する方法があります。これは生命保険の保証を残したまま、解約返戻金を担保にお金を借りられる制度です。

終身保険や養老保険・積立型保険などに加入している人が利用できます。保険会社や契約内容によって異なりますが、適用利率は2.0〜8.0%程度です。

また、返済日が指定されていないため、自身の都合で返済できる点もメリットです。

ただし、利息が複利で計算されるため、完済までの期間が延びると利息を含む総返済額の負担が大きくなります。

さらに、返済金額と利子の合計が解約返戻金を上回る場合は、保険の保証が受けられない可能性があるので注意しましょう。

審査落ちした場合におすすめのカードローン

カードローン

審査落ちした場合におすすめのカードローン会社は「プロミス」と「アイフル」が挙げられます。特徴を理解して万が一の際の参考にしてみてください。

プロミス

プロミスは三井住友銀行が属しているSMBCグループの傘下で、総量規制オーバーにより他社で借りられない人への融資に前向きな消費者金融です。

SMBCグループのなかでも、総量規制の例外貸付に対応しているのはプロミスだけになっています。

スマホから24時間365日申し込みが可能で、利息は「利用日数分だけ」と早く返すほどお得になるのが特徴です。

最短25分で融資が可能なため、急な出費で借りるところがなく困っている人におすすめします。

アイフル

アイフルは、業界唯一の銀行の傘下に入っていない独立系企業です。

2018年ごろまでは審査通過率が高い消費者金融として紹介されていましたが、現在では審査が厳しくなっています。

初回契約日翌日から最大30日間は無利息となっており、利息の負担が少ないのが特徴です。

原則、在籍確認の電話や郵送物をなしにできるため、家族や職場にばれることなく借入ができます

スマホ1台で簡単に取引ができ、最短25分で審査が完了するため便利です。

大手の審査に通らない場合は中小カードローンがおすすめ

カードローン おすすめ

金融機関や大手消費者金融でも審査落ちした場合は「フタバ」・「セントラル」・「ライフティ」のような中小カードローン会社がおすすめです。

どちらかといえば、大手消費者金融よりも審査が通りやすいといわれているので、特徴を把握して万が一の際に役立ててみてください。

フタバ

フタバは1963年設立で運用実績の長い企業で、ホームページから24時間365日申し込みができるため大手消費者金融と変わらず利用しやすいです。

最大のメリットは、最初の借入から30日間は利息0円で借りられること。計画的に利用すれば利子を負担する必要がありません。

ただし、遅延損害金の利率が高めに設定されているため期限内に返済するようにしましょう。

また、フタバは女性顧客へのサポートに力を入れており、利用者が指定した連絡先のみにアクセスするなどプライバシーへの配慮を徹底しています。

個人情報の漏洩が気になるという方でも安心して利用できますよ。

セントラル

セントラルは愛媛県松山市に本社を構える消費者金融です。1973年に設立し、創業50周年を迎えました。

愛媛県を中心に東京都や埼玉県などに支店を展開中。Webからの即日融資にも対応し、全国のセブン銀行ATMで利用できます。

24時間365日いつでも申し込みが可能で、急な出費や深夜・早朝に借入をしたい場合でも便利です。

最大利用可能額は300万円で、初めて利用する方は30日間利息0円とお得に利用できます。

最小1万円からの少額借入に対応しており、千円単位で借りることが可能です。

「明日給料日だけど、今日のデート代が必要」といったケースでも気軽に申し込めますよ。

ライフティ

ライフティは最小1,000円から借入ができるため、気軽に利用しやすい中小のカードローン会社です。

インターネットから24時間365日いつでも申し込みができるので、急な出費や給料日前でお金が必要なときでも気軽に申し込みができます。

大手消費者金融や中小の業者でもほとんどが30日間の利息0円のサービスを提供していますが、ライフティは35日間利息無料とお得感満載です。

最大利息が20%と高めですが、審査の通過率が高いと評判になっています。

他社審査に落ちたときに銀行カードローンは使える?

銀行 カードローン

消費者金融で審査落ちした場合は、銀行カードローンの審査通過も難しくなるでしょう。

なぜなら、銀行は信用度が低いと判断される人には審査が厳しい傾向にあるからです。

例えば、消費者金融で審査落ちする人は何かしらの問題がある人なので「信用度が低い」と判断され審査が通りにくくなります。

銀行カードローンは総量規制がないものの、申込者の信用度を重視するため過去の審査落ちが大きく影響するでしょう。

「審査なし」の貸付業者は存在する?

審査なし カードローン

基本的に審査なしの貸付業者は存在しません。貸金業法により、借入希望者の返済能力調査が義務付けられているからです。

実際に貸付業法第13条には次のように書かれています。

貸付業者は、貸付の契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。

引用:貸金業法 第13条「返済能力の調査」|e-GOV 法令検索

しかし、貸金業法に反して、審査なし・高金利で貸金業を行う「闇金業者」が存在しているのも事実です。

審査なしで簡単にお金を貸してくれる業者には十分に注意しましょう。

審査に通らない原因を考えてしっかり対策を練ろう

審査 対策

お金を借りる審査に通らないときの対処法や、審査落ちの理由・再審査突破のポイント・最終手段について紹介しました。

借金の審査に通らなかった場合は、通らない原因を考えてしっかりと対策を練ることが大切です。

対策を練らずに慌てて再審査を申し込んでも、再び審査落ちする可能性が高くなります。

借りる前に返済計画やお金の使い方をよく考えて、無理のない借入を行うようにしましょう。