普段から計画的にお金の使い道を決めているけど、急な出費が重なってしまい貯金が底をついてしまった、という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような時でも冠婚葬祭や病気など突発的な事態はやってきます。
また、新型コロナの影響で仕事の量が減ったことにより収入が下がってしまい、預貯金を取り崩しながら生活している人も少なくありません。
普段の仕事量に戻れば家計収支が安定するけど、それまではお金が不足してしまうかもしれないと不安に思っている方もいらっしゃることでしょう。
多額のお金は必要ないが、いざという時に少額のお金が必要になることがあります。
そのような時にすぐにお金を借りる方法はあるのでしょうか?
利用できる金融機関やスムーズに審査を受けるコツ・注意点などをまとめて解説します。
すぐお金借りる方法はある?
あります!
といっても、どこでもすぐに貸してくれるわけではありません。
普段の生活費・旅行費用・冠婚葬祭・病気の治療費など、使い道の縛りがなく自由に使えるお金を貸してもらえる方法は限られています。
その方法とは「銀行カードローン」「消費者金融」の2通りです。
どちらも予め申し込んだ借入限度額の範囲内であれば自由にお金を借りられます。
銀行のATMからお金を引き出すのと同じ感覚で、カードまたはアプリなどを使ってATMから現金を出金できるため、申し込みが完了すればすぐにお金が手元に入ります。
すぐにお金が必要なら消費者金融を利用しよう
銀行カードローンと消費者金融では金利や借入上限額など異なる点が多々ありますが、大きな違いは借入できるまでのスピードです。
今使いたい、という方にとって審査スピードは大きなポイントになります。
現在、消費者金融だけが即日融資に対応しています。
銀行カードローンは即日融資は対応していない
以前は即日融資に対応していましたが、現在は最短でも翌営業日となります。
それは、審査項目に警察が持つデータへの照会作業があるためです。
反社会的勢力への融資をしないことを徹底するために自社データ以外の照会作業が追加になり、その分時間がかかるようになったということです。
消費者金融なら最短25分で融資可能
一方、消費者金融は消費者金融自身の審査で完結するため、審査結果が早くでます。
多くの消費者金融では即日対応、中には最短25分で利用可能ということをアピールしている会社もあります。
これなら、「今日の夜までにお金が必要だ」という時でも利用可能です。
融資スピードが早い大手消費者金融
現在、貸金業者は約1,500社あります。その中で大手といわれる消費者金融の融資スピード・金利・借入上限額・特徴をご紹介します。
ご紹介する大手消費者金融はテレビCMなどでよく目にするため、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
また、実際に利用する際には金利を比較検討することが大切です。
金利とはお金のレンタル料になります。レンタル料の安い方が借りる側に有利となりますので、その他の条件が同じであれば金利が低い会社を利用しましょう。
大手消費者金融では実際に借りたお金の受け取り方法として、自分の銀行口座に振り込んでもらうこと、コンビニATMで引き出すことができます。
審査が早くて、近くのコンビニATMでお金を受け取れるため大手は使い勝手が良いのが特徴です。
プロミス
- 審査から融資まで最短15分
- 借入上限額:500万
- 金利:4.5~17.8%
30日間無利息サービスとして初めてプロミスを利用する方でメールアドレスを登録のうえ、Web明細を選ぶと30日間の利息が0円になるというサービスがあります。
アコム
- 審査から融資まで最短30分
- 借入上限額:800万
- 金利:3.0~18.0%
こちらも、初めてアコムを利用する方は30日間利息が0円になるサービスがあります。
アイフル
- 審査から融資まで最短25分
- 借入上限額:800万
- 金利:3.0~18.0%
最大30日間利息0円サービスとして、初めてアイフルを利用する方は30日間利息がかからないというサービスがあります。
レイクALSA
- 審査から融資まで最短25分
- 借入上限額:500万
- 金利:4.5~18.0%
こちらは初めて利用する方がWebで申し込みをすると60日間利息が0円、というサービスがあり、他の大手消費者金融と比べても有利な条件です。
SMBCモビット
- 審査完了まで最短30分
審査完了後にWebで手続きが必要になるため、利用開始まではもう少し時間がかかります。
利用開始までの最短時間は公表されておりません。
- 借入上限額:800万
- 金利:3.0~18.0%
利息0円サービスは行っておらず、他の大手消費者金融と比べて目立ったサービスもありません。
審査が不安な場合は中小消費者金融がおすすめ
借入が初めてではなく過去に延滞してしまった経験があるなど、審査に不安がある方は大手以外の消費者金融の利用を検討してみてください。
一般的な金融の仕組みでは、金利の多寡と審査基準は比例するといわれております(金利が低い=審査基準は厳しい。金利が高い=審査基準は緩やか)。
つまり、きちんと返済してくれそうな人に対するレンタル料は安くてもいいけど、もしかしたら返済が滞ってしまいそうな人にはあまり貸したくない。
それでも、高いレンタル料が取れるなら貸してもいい、と考えています。
そのため、中小消費者金融は大手に比べて金利が高いですが、その分審査も緩やかだといえます。
それでは、3つの中小消費者金融と各社の特徴をご紹介しましょう。
セントラル
- 平日14時までの申込であれば即日利用が可能
- 借入上限額:300万
- 金利:4.8~18.0%
大手消費者金融の多くが導入している利息0円サービスと同様、はじめて利用する方は契約日から30日間利息が0円になります。
借入上限額は大手に比べて低いですが、少額の利用であれば問題ないといっていいでしょう。
アロー
- 即日利用が可能
- 借入上限額:200万
- 金利:15.00~19.94%
申し込みの際に収入証明書が必要になること、利用可能年齢が25~65歳まで、勤続1年未満の方は利用ができないなど大手消費者金融と比べて条件が厳しいです。
フクホー
- 即日利用が可能
- 借入上限額:200万
- 金利:7.30~18.00%
ネットによる申し込みができますが、本審査後に書類の郵送が必要になるため手間がかかります。
すぐにお金を借りたいときにスムーズに審査を受けるコツ
どこの会社で申し込みをしても必要になる手続きは概ね同じです。スムーズに審査を受けるためには不足資料がないよう事前準備をしておくことが大切になります。
また、審査をスムーズに進めるためにはやってはいけないことがありますので、それらを詳しく見ていきましょう。
必要な書類を揃えておく
必要になる書類はどこの会社も同じで、本人確認書類は必ず求められます。運転免許証・健康保険証・パスポート・マイナンバーカードが本人確認書類です。
これらの書類を持っていない方は少ないと思いますが、記載されている住所が現住所となっているかどうか注意しましょう。
転居したけど運転免許証の住所は以前のままで変更していない、という場合はそのままでは本人確認書類として使えません。
運転免許証の住所変更を済ませておくか、現在の住民票を準備しておく必要があります。
有効期限も含めて、本人確認書類が正しい状態かどうか確認しておきましょう。
インターネットから申し込む
多くの会社で、申込方法はインターネット・店頭・郵送・電話で受け付けています。
疑問点があって利用を悩んでいるなら相談しながら申し込みができる方法も選択肢になりますが、すぐに利用をしたい人はインターネットから申し込みましょう。
24時間365日受け付けをしていて、審査スピードが速く、審査書類の郵送提出も必要ありませんので手間も少ないです。
複数の会社に申し込みをしない
審査の際、申し込みがあった人の信用情報の確認が行われます。
信用情報とはその人の過去の借入額・返済履歴(返済が遅れていないか)、またどこのカードローンに申し込んだかという情報のことです。
同時期に複数のカードローン申し込み履歴があるとよほど困っていてお金を貸したら返済してもらえないのではないかと思われてしまいます。
審査にマイナスの影響が出てしまう可能性がありますので、複数の会社に申し込みをせず本命1本でいきましょう。
無職の人がすぐにお金を借りる方法はある?
残念ながら、定期的な収入のない方がすぐにお金を借りることは難しいです。
すぐに借りられるわけではありませんが、無職でお金を借りる方法として地域の社会福祉協議会の貸付制度を利用できます。
生活困窮者向けに少額の貸付を低利で行っていますので、ぜひ相談してみてください。
また、無職でも資産を持っていればそれを担保にお金を借りる方法もあります。
例えば、マイホーム(不動産)を所有していれば不動産担保ローンでまとまったお金が借りられます。
生命保険に加入していれば、契約者貸付制度を利用して解約払戻金の範囲内でお金を借りることも可能です。
無職だからという理由だけで諦めずに様々な角度からお金を借りる方法を探してみましょう。
審査に落ちてしまったときの対処法
お金が必要なのに審査に落ちてしまい、大した資産もないのでお金を借りる当てがない、と思っても諦めるのはまだ早いです。
特に、借入金の返済に困っていて返済のためどうしてもお金が必要だという時には使える可能性があるもの全てにチャレンジしましょう。
質屋・フリマアプリを利用する
モノを売って換金、というとブランド物、貴金属しかお金にならないと思っている方も多いと思います。
今ではフリマアプリを使って身の回りの品を手軽に売ることができます。
例えばメルカリと言えば聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ブランド物だけではなく、本・雑誌・衣類をはじめ、値段が付かないと思われていた身近な品でも買いたい人が現れて売れています。
大したものは持っていないと思っていても意外にまとまったお金になるかもしれませんので、ぜひ試してみてください。
職場に従業員貸付制度があるか確認する
ある程度の規模の会社では従業員向けの貸付制度が用意されています。
会社から直接お金を借りる制度の場合もあれば、従業員が加入する共済会を通じて貸し出されることもあります。
特に、毎月の給料から共済費などの名目で少額が天引きされている方は職場(共済会)を通じてお金を借りられる可能性が高いです。
福利厚生制度の一環として行われているため、総務・人事部または社内ネットの福利厚生のページなどをチェックしてみましょう。
借入可能額は少額ですが、金利負担が0円(または低利)と一般で借りるよりも有利な条件であることが多いです。
友人・知人に借りる
親しい友人、知人にはなかなか相談しづらいでしょう。
そこまでして借りるほど困っていない、ということであればいいのですが、どうしても必要な時にはその事情を話したうえで依頼することは失礼ではありません。
親しき中にも礼儀あり、といいますので、借入金・返済計画を記載した念書を差し入れすることは忘れずに行いましょう。
公的機関に相談する
先ほども少しご紹介した生活困窮者向けの相談窓口として社会福祉協議会があります。
また、新型コロナの影響による生活困窮者向けに厚生労働省が各種支援制度・相談窓口をまとめて案内をしておりますので、一度確認してみてはいかがでしょうか。
なお、借入金の返済が困難な状況であるなど、法的な対応が必要だと思われる場合にはそのままにせず早めに法テラス・専門家へ相談されることをおすすめします。
お金に困っていても違法業者の利用は避けよう
お金の貸し出しを商売にしている会社は必ず免許(銀行、貸金業)を取得しています。
免許を取得するためには、公的機関が定めた一定の基準を満たす必要があり、公的機関のチェックを受けるため法律に則った貸出手続きが行われているといえます。
業者が法律を順守するということは、利用する(お金を借りる)人を守るために非常に大切なことです。
これらの法律・手続きを順守しない、いい加減な業者からお金を借りてしまうと無理な取り立てをされたり、高い金利・利息を要求されたりするおそれがあります。
非常に困っていても免許を持たない業者(違法業者)からお金を借りてはいけません。
すぐにお金を借りる方法を知りたいなら
本稿でご紹介した通り、即日または翌日にお金を借りる方法としては「銀行カードローン」「消費者金融」が選択肢となります。
具体的な利用方法は各社のホームページに詳しく記載されていますのでチェックしてみてください。
また、Googleなどの検索サイトでキーワード検索で調べられますが、真偽が定かではない情報も多いので注意が必要です。
世の中うまい話はありませんので、条件が良すぎる話は信用してはいけません。
急いでいるなら審査が早い大手消費者金融を利用しよう
最短即日で利用できるのは消費者金融だけです。
会社の規模や金利等の条件で比べてみれば大手の消費者金融が利用しやすいと言えます。
審査スピードを重視して、なおかつ安心して利用したい方は大手消費者金融を利用してみましょう。